大阪市からご来店のベンツC180W203エンジンオイルとオイルエレメント交換 | 大阪の外車輸入車専門の修理工場「トータルカーサービスアプリル」

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今回の入庫車はベンツC180

W203のコンプレッサー

当店を初めてご来店されるお客様。

お電話でお問合せ頂き少しお話した後、ご予約を頂きました。

今回の作業は、

エンジンオイル交換

オイルエレメント交換

早速、リフトUPしエンジンオイルを抜きましょう。

走行後すぐの作業なのでオイルが柔らかくドレンコックを外せば一気にオイルが出てきます。

注意して作業を進めましょう。

オイルを抜いてる間に少し下周りを点検しておきます。

ブッシュに亀裂

スタビリンクロッドブーツグリス漏れ

ブレーキホースにヒビ

A/Tからオイル滲み

など、見つかりました。

お客様は中古車でご購入されていました。

前ユーザーさんがメンテナンスを何もされなかったのか、それとも修理工場さんがメンテナンスできなかったのか、販売した中古車屋さんが何もせず納車してるのか、いろいろと考えさせられます。

何処でご購入されるのかお客様が判断した結果、購入されてるのですから納得しないといけません。でも、簡単に点検しても悪いとこだらけです。今回のお車だけではありません。当店へご来店されたお客様のほとんどがガタガタです。

お客様の中には「安く買ったから仕方がない」「安く買ったから修理代にお金をかけるわ」などおっしゃります。ですが、その修理代が。。。

もし全て修理したら、もっといい車を買う事ができるのです。それぐらいの金額になるという事です。

安さに飛びついて購入されると痛い目に合うんです。

よく考えて車選びされた方がいいと思います。でもそんな事、なかなか難しいと思いますが最低限ちゃんと外車の修理に向き合って日々作業をされてる修理工場で購入されることをお勧めします。

下周りの確認はこの辺で、リフトを下げてエンジンオイルエレメントの交換をしましょう。

エンジンの後ろ側にエレメントは付いているので取り外します。

綺麗に洗って新しいエレメントを取付けエレメントハウジングに取り付けます。

トルクレンチを使い締め付けします。

エレメント交換できればオイルも抜けてるのでワッシャを交換しドレンコックを締め付け。

エンジンオイルを入れていきましょう。

オイルが入ればエンジン始動。オイル漏れしていないか確認します。

エンジンを止めてオイル量を測定しましょう。でも、このエンジンにはレベルゲージがありません。ベンツ専用のレベルゲージを使い測定します。(ベンツを修理されてる工場であれば完備してます)測定量も決まってるのでベンツの資料を確認して測定します。

測定したらOKでした。テスターを使いオイル量も測定しておきます。

テスターでチェックしていたら、、、やはりエラーコードが入力されていました。過去、何も点検されていない。。。内容確認し、このエラーや数値では今後不具合が起きてもおかしくない状態でした。

最後はテスターを使用しサービスリセットをしましょう。

リセットできればメーターでもオイルの量を測定しておきましょう。

これで完成しました。

お客様に大体の不具合のご説明をし早いうちに作業される事をおススメしました。

作業は1時間程でできるので待合室でお待ちして頂だいていたので、作業後すぐ納車できました。

H様、初めて当店をご利用して頂き誠にありがとうございます。

今後とどうぞよろしくお願い致します。