今回の作業はベンツA160
W168
いつもお世話になってるお客様の愛車。
今回の作業は2年に1度の車検です。
お電話を頂き入庫日を決定しご来店頂きました。
おクルマをお預かりし作業を進めていきます。
リフトUPして下周りの点検。アンダーカバーを外し不具合箇所が無いか確認します。
ブッシュの亀裂やブーツの亀裂、ボールジョイントにガタは無いか、ファンベルトの亀裂やプーリなどに異音やガタなど、必要な点検個所の確認を進めます。
タイヤの摩耗やパッドの摩耗、ブレーキホースなども点検。
下周りの確認ができればリフトを下げてエンジン周りの点検です。
エアーエレメントの汚れ、点火プラグの摩耗(プラグの取り付け位置が、、、)その他、点検をしていきましょう。
テスターでのエラーも確認しています。
バッテリーはバッテリーテスターを使い測定。問題ありませんでした。
全体に点検した結果、
ファンベルト交換
アイドルプーリー交換
テンショナープーリー交換
プラグ交換
前後ブレーキホース交換
ブレーキオイル交換
Fワイパーブレード交換
Rワイパーブレード交換
ストップランプスイッチ交換
エアコンフィルター交換
エアコンガスクリーニング
以上が今回作業内容となりました。
早速、お客様へご連絡し作業内容のご説明します。
お客様からのご返事は「全てお願いします」
いつもの事ですがご返事が早い。とても助かります。
ご返事が早いと部品注文もすぐにできるので到着も早く、部品が揃えればすぐに作業開始。
その結果、納車も早くできるという事ですね!
お客様の中には「納車はいつですか」ばかり気にされるのに連絡がなかなか取れない、作業が進まないので納車も遅くなる。。。こういったお客様もおられます。
すぐに連絡がつきお話しできて、ご返事も早く頂かないと作業は止まった状態になります。その為、納車は遅くなります。ご理解頂きたいですね。「忙しくてすぐに連絡なんて取れるわけがない」そんなの普通です。なので時間が取れ次第、ご連絡を頂ければよいだけです。「絶対にお電話を取って下さい!」なんて言ってませんよ。常識のある行動をお願いしたいです。「何度お電話しても取らない、その後ご連絡がない」ご連絡ができない理由もあるはずです。何故できないのか理由を初めに言っておいて下さい。当店も駐車場じゃありませんので連絡が取れない事に困ります。
常識が分からない方もいらっしゃいます。
作業をお待ちのお客様も沢山おられるので皆様にご迷惑がかかりますので考えて頂きたい。
作業の事から少し話がズレましたが本題に戻り作業を進めましょう。
部品も注文してるので到着するまでに分解しておきます。
ファンベルトを取り外しましょう。このエンジンは横置きなので隙間が少ししかありません。しかもエンジンの置き方が、、、作業もやりにくい。
↑↓ベルトに亀裂があります
ベルトが外れたらアイドルプーリーとテンショナープーリーを外しましょう。ベルトを外すのも隙間が無いのにプーリーの交換はもっとキツイ。
↑右に上がってる3ヶ所のプーリー交換
↑まずは1個目(アイドルプーリー)
↑次は2個目(テンショナープーリー)
↑3個目(アイドルプーリー)
↑左側、異音があったプーリー 右側、新品のプーリー
↑↓左側、亀裂があったベルト 右側、新品のベルト
何とか交換できたのでベルトを取付け完成。
↑新品のプーリー3ヶ所
次はプラグ交換。
プラグにはコイルが付いてるのですが1本ずつではなく4本セットになっています。これも隙間が少ない。
↑↓奥にコイルがあります。
コイルを外してプラグを交換していきます。4本交換できればコイルを取付け完成。
↑摩耗してる4本交換
↑左側、摩耗してるプラグ 右側、新品のプラグ
次はブレーキホースの交換。
F側から交換しましょう。
↑↓ヒビが入ってます。
ブレーキパイプを外して反対側はキャリパー部分から外せばホースが取れます。新品に交換したらOK。
↑新品に交換しました。
この作業を左右します。
↑今まで使用してきたF側左右のブレーキホース
↑新品のF側左右のブレーキホース
次はR側のブレーキホース交換。
F側と同じように交換をします。
↑新品のブレーキホース
反対側も交換します。
↑新品のブレーキホース
↑新品のR側ブレーキホース
↑交換した前後左右のブレーキホース(4本)
交換できればブレーキオイル交換。
↑交換前のブレーキオイル
ブレーキオイル交換も圧力をかける機械を取付けて交換していきます。
↑交換後のブレーキオイル(綺麗になりました)
↑左側、今までのブレーキオイル 右側、新品のブレーキオイル
次はワイパーブレードの交換します。
↑↓ゴムが傾いています。
↑↓ ワイパーゴムに亀裂があります。これでは雨の日の運転が危険です。
↑左側、今までのワイパーブレード 右側、新品のワイパーブレード
R側のワイパーブレードも同じように交換します。
↑↓R側もゴムが傾いています。
↑左側、今までのワイパーブレード 右側、新品のワイパーブレード
次はストップランプスイッチの交換。
この部品、簡単に言いますとブレーキを「踏んでるか」「踏んでいないか」をコンピューターに知らせるスイッチです。なのでブレーキランプが「点灯するのか」「点灯しないのか」作動もしています。
簡単すぎる説明でした。「ブレーキランプ点灯」これだけ判断する部品ではありませんが、これ以上説明していたら長々となるので簡単にしておきます。
交換はブレーキペダルの上の方にあるので下から覗けば交換できます。
今回はテスターでのチェックでエラーが入っていたので点検していたら、、、途中でブレーキを踏んでいないのにブレーキランプが点灯しっぱなしになりました。スイッチ不良で交換。
↑↓左側、不良のブレーキランプスイッチ 右側、新品のブレーキランプスイッチ
↑白い部分の長さが違います
次はエアコンフィルターの交換です。
これもまた作業が、、、
ワイパーアームの取り付け位置にあるカバーを取り外し、ワイパーアーム左右も取り外し、Fガラスの下側のカバーも取り外し、これでやっとエアコンフィルターが出てきます。
↑左側、汚れたエアコンフィルター 右側、新品のエアコンフィルター
新品に交換したら元通りに組み付けます。
↑新品のエアコンフィルター
これで全ての作業は完成しました。
これだけの作業をしていく中でエアコンガスクリーニングもしていました。
やはりこの機械はいい!
エアコンの低圧・高圧ホースを接続して、お車を設定すれば自動で全て作業してくれるので1人で作業してる私にとってはとても助かります。
いつ、どのタイミングででも私の作業を邪魔せずに作業をしてくれるのですからね。
今回の作業の途中で接続し作業を進めてくれてました。
その結果、
エアコンガスは減ってました。
おクルマには600gが必要です。
エアコンガスを回収したら314gしかありませんでした。
これからの季節、必ず必要なエアコンの効きもよくなりよかったです。
最後に再度診断とサービスリセットをして完成。
全ての作業が完成したので陸運局へ行きます。
検査ラインで問題ない事を確認してもらい結果はOKでした。
新しい車検証とステッカーをもらい工場へ帰ります。
新しいステッカーへ貼り替え、新しい車検証や自賠責保険、記録簿をおクルマへ。
お客様へご連絡しお引き取りに来て頂きました。
M様、いつも当店をご利用して頂き誠にありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。