大阪府寝屋川市からご来店のBMWZ3 助手席側の窓の動きが変!?上にあげてもピッタリ止まらない | 大阪の外車輸入車専門の修理工場「トータルカーサービスアプリル」

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今回の入庫車はBMW Z3

ミッション車です







いつも当店をご利用して頂いてるお客様の愛車。



お電を頂きました。


「助手席側の窓ガラスを操作したら異音がして、上にあげても止まらずオーバーするのです」


どうなってるのか少し不思議な症状。。


現車を点検しないとわからないのでご来店日のご予約を頂きました。



若くてとてもキッチリされたお客様です。


時間も守って頂きご来店。

おクルマをお預かりしました。



今回の作業内容は、


助手席側の窓ガラス

エンジンオイル交換

オイルエレメント交換

フェンダーに付いてるBMWマーク交換

シフトノブの上に付いてるシフトパターン表示(ミッション車なので必要)


早速、不思議な窓ガラスを点検しましょう。


どんな感じか作動させます。


異音は確かに聞こえます。


えっ!?


上まで動けば止まるまずの窓ガラスが、、、、、


どこまで動くねん!!

止まらずオーバーします。


お客様のおっしゃることが分かりました。


すぐにドアの内貼りを取り外します。





ドアに付いてるSRSエアバックも外します。


これでレギュレターの点検します。


あらら。。


取付けネジは緩んでいて、その取付け部分の1ヶ所が折れていました。

レギュレター側は引きちぎられています。










↑ 取付け部分が折れてありません。


大変な状態です。


レギュレターを取り外しましょう。


作業を進めますが相手はZ3です。

レギュレターを外せばどうなるのでしょう。

当然、ガラスは落ちてきます。

作業がやりにくいのでガラスを取り外します。

三角のガラスも外します。

これで作業がやりやすくなりました。



簡単に1ヶ所の折れなのですが、部品が出ません。。


部品が出ても国内になし。本国オーダー。。

しかも溶接しないといけません。


溶接をしないといけないのなら私はやりますよ!


整備士

溶接

危険物

そのほか


資格は持っています。


でも、部品は本国オーダー。

時間はありません。


となると、私の頭脳で何とかします。


さて、どうしましょうか?


折れてる部品をそのまま溶接する方法

折れてる部品のセンターに穴をあけてネジ止めする方法

新しく部品を作成する方法

・・・・・・・

・・・・・


など、いろいろと考えを出します。


その中で、まず初めにする方法は、

折れてる部品のセンターに穴をあけてネジ止めすることにしました。


折れた部分のセンターへドリルで穴をあけます。

穴があいたらタップを立てます。

後は、合うネジを用意したら完成。





これでドアにつけていきます。


折れてる部品を固定し裏側からネジを止めていきます。


バッチリです!


さすが俺。

さすがなのか不安症なのか、ダメだった時も考えて私なりに新しい部品も作成していました。。


これで大丈夫なので作成した部品は使用しませんでした。


新しいレギュレターをいれて固定していきます。




↑ 左側、不良のレギュレター  右側、新品のレギュレター




↑ ちぎられています。




↑ 新品は綺麗な穴だけです。




↑ 綺麗に取付けできました。



三角の窓ガラスもいれて固定

窓ガラスを入れてレギュレターへ合体。


これでOK。

ではありません。


すべて取付けして窓を作動しガラスの調整をしなければいけません。

結構大変です。。


ハードトップでオープンカー


調整を間違えると、雨降りの時に隙間から雨が室内へ落ちてきます。


ベンツのオープンカー、SLのシリーズが懐かしく思います。

雨漏れの作業どれだけしてきたことか。。

整備士はエンジン不調を直すだけではすみません。。

雨漏れも作業の1つです。


他にもサンルーフが動かない。

という故障も直してきましたね。


雨降りの中、サンルーフが動かず室内で傘をさして入庫してきたベンツがありました。

しかも、ボディーが長ーいリムジンの後部座席(防弾車)

恐ろしい。。


サラリーマンの時はそんなクルマたちばかりの中で修業に耐えてきたのです。

その修業があったからこそ今の自分があるのです。


話が少しズレましたが本題に戻ります。


何とか調整もOK!


エアバックやドア内貼りを取付けて完成です。



次の作業はエンジンオイル交換です。


リフトUPしてエンジンオイルを抜きます。





抜いてる間にリフトを下げてオイルエレメントの交換します。









エレメントを交換し規定のトルクで締め付けします。


リフトUPしたらオイルは抜けているのでドレンワッシャを交換しドレンコックを締め付けします。


エンジンオイルを入れていきます。

規定量入れたらエンジン始動

循環後停止

レベルゲージで測定します。


OKです。


BMWテスターでサービスリセットをして完成。


次はフェンダーに付いてるBMWマークの交換です。

なぜ交換かと言うと、マークが剥げてきたのです。。





BMW、よくあることです。


ボンネットのマークも同じ。


Z3は横にも付いて、取付けは両面テープでついています。


引っ張れば取れるのですが、そう簡単にはいきません。

両面テープが固まってなかなか外せません。


何とか取り外し交換します。

取付けは簡単。

貼り付けるだけです。




↑ 左側、剥げたBMWマーク    右側、新品のBMWマーク





最後にシフトノブの上に付いてるシフトパターン表示





この部品はシフトノブ全体の部品しか出ていません。

なので強力なボンドで取付けしました。


これで今回の作業は完成です。


お客様へご連絡し引き取りに来て頂きました。



引き取りに来られた時に頂きました!





ありがとうございます!



N様、いつも当店をご利用して頂き誠に有難うございます。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。


【今回の作業代】


¥55480円 (税別)


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