連続アメブロ演義「まとひ」 魏祭翼にあてて その二 | 連続アメブロ演義 まとひ

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剣龍之介のいま、つたえたい話

「これまでの常識や前例、タブーがどうであれ、社会や子供たちが本当に必要としていることを実践するのに躊躇しないことです。本当に良いことならば、立場やメンツは捨て去れます。『子供たちの能力と個性を伸ばし、視野を広げること』こそが目的であり、目標です。常に自分と周囲に対して客観性を持ちながら、その目的を追求する人になりきるのです。人間、追求しきった者が本質に到達すると、私は信じます。人は、物事をより良いものにするためになら、いくらでも努力できます。

本当に子供たちの将来を豊かなものにつなげる観点からすれば、学力以前の問題が出て参ります。学力が良くても、道を踏み外したら諭す必要があります。

そうするからには、あなたも指導に値する人間かどうかが試されます。むしろ、子供たちから、あなたの方がたくさんのことを学ぶはずです。変わらねばならないこともあるでしょう。しかし、変化を恐れることはありません。なぜなら、それはあなた自身も向上につながる道なのですから」