仕事一筋で趣味のない人間がボケる。

とは、よく言われることだ。

趣味を持たない仕事一筋人間が退職すると、一気に孤独になる。会社の飲み会もないし、年賀状も来なくなる。暇を持て余す。

 

ボケの原因は脳の仕組みで理解できる。

 

言語や数字などを司るのは左脳だ。仕事人間は左脳ばかり使っている状態だ。

 

右脳は音楽やイメージなど言語化できない部分を司っている。

 

たとえば、コンサートとかライブに行くとか、落語を観に行くでもいいし、観劇でもいいし、絵画鑑賞でもいいし、なにか右脳を刺激することをすれば、バランスがとれている。

 

ところが、左脳しか使わないとどうなるか?

 

タクシー運転手の足が細くなる話は聞いたことがあるかもしれない。

 

宇宙飛行士は、長期間、宇宙ステーションにいると無重力状態のため筋肉が落ちてしまう。

 

つまり、使われない細胞は衰えるのだ。

 

これは、人間の脳にも同じことが言える。

 

仕事人間が左脳しか使わないと、右脳が萎縮してしまうのだ。そして、左右の脳は脳梁で接続されているから、右脳が萎縮すると、左脳も萎縮してボケる。

 

まぁ、逆に享楽主義で右脳ばかり使って、左脳を使わないと左脳が萎縮してボケることもある。