従姉妹の姉も頭おかしい。

 

従姉妹の姉は薬剤師で、店を持っているのだが、店舗兼家屋を建てるときに、母親の退職金の1千万円を流用して返却しなかった。

母がそのことを従姉妹の姉に指摘したとき、従姉妹の姉はペロッと舌を出していたそうだ。親不孝な娘だ。

 

従姉妹の母親がいちばん不幸だったように思う。なんの親孝行も子供の誰からも受けずに死んでしまった。

遺骨は十年くらい埋葬されず、まだ家に置かれたままだ。

 

従姉妹の姉(以下、姉と省略)は、ガーナ出身の黒人と結婚していた。

息子2人と娘1人も肌が黒い。

 

肌の色はいいとして、長男は姉の跡をついで薬剤師になるべく大学に入ったのだが、薬剤師の勉強についていけず、退学して他の大学に入り直した。

 

次男は県内でも有数の進学校へ入学したが、医学部を目指して大学を落ちて、それきり大学を受けることなく、4年くらいニート暮らし。

 

黒人の夫は全く働かず、ただのヒモ。英会話教室の真似事をしたり、小学校で英語の補助教師などをしたりしていたらしいが、現在は行方不明で、姉もどこにいるのか判らないそうだ。

とにかく、夫の黒人は遊び人で、働く気が全然なかった。次男も姉の夫に似たのかもしれない。

 

姉にチリビーンズを作るように、材料とレシピ本を持っていったことがあった。

豚肉とトマトの缶詰も持っていったのに、料理をしているところは見えなかったのだが、大豆の水煮をトマト1個くらいで炒めた、レシピとは似ても似つかない料理を出してきたことがあった。トマトの缶詰と豚肉も返さなかった。

最悪の思い出だ。自分で作れば良かった。

 

本来であれば、こうなる筈だった。

 

姉はバーベキューに使った僕のダッジオーブンが気に入り、無理やり貸せと言ってきた。

たくさん使うと言っておきながら、半年くらい倉庫に置きっぱなしになっていて、取りにいった。

 

姉が自分でダッジオーブンを買ってきたこともあった。

火にかけて、まだ油を飛ばしている最中なのにダッジオーブンを取りに来て、使い方を書いた紙を入れたのに読みもせず、ダッジオーブンをそのまま錆びさせて屋外に放っておいたのを見た。本当に駄目な奴だ。

 

黒人の夫にダッジオーブンの話をすると、大慌てでうろたえて「誰かがどうこう」みたいな訳の判らない言い訳をしていた。

 

一緒にいるのが嫌になったのか、なんだかよくわからないが、黒人の夫はいなくなった。

 

決定的に従姉妹の姉が嫌いになったのは、母の死について薬局で話した時のことだ。

 

母が胃がんであることは、母本人にも言わなかったし、医者から一緒に説明を受けた自分の妹以外には誰にも言わなかった。

もしも、周りに母が胃がんだと言って、誰かが母に「胃がんだってね」なんて言ったら困るからだ。

 

実際に、祖父も大腸がんで、本人には知らせていなかったのに、周りはみんな知っていて、お見舞いに来た人が「大腸がんですってね」と口を滑らせて、祖父が知ってしまったことがあった。

 

特に、うちの叔父は頭が弱く、母によると小学校の頃の成績は「いっち、に、いっち、に」だったそうだ。

叔父は記憶力が弱いので、見舞いに来て、母に「胃がんだってね」なんて言い兼ねない。

 

だから、胃がんのことは秘密にしていた。

 

薬局で従姉妹の姉は、胃がんと知らなかったことを「信頼されてなくて嫌だな」と訳の判らないいちゃもんをつけてきた。

 

別に謝る必要もないのだが、私が謝ると、それでもしつこく3度も「信頼されてなくて嫌だな」と言ってきて、流石に頭にきた。

 

それに私の実家のことを「変な血が入っちゃったね」などと何度も言ってきた。

まるで働きもしないヒモの黒人と結婚した従姉妹の姉から「変な血が入っちゃったね」なんて言われたくない。

 

どうやら、その日は娘と車で出かける用事があったらしく、私のことを怒らせれば帰ると思ったらしい。

狂ってる。完全に狂ってる。

 

「今日は娘と出かけるから、また今度ね」と言えば済む話なのに、それよりも人を怒らせる話を繰り返して帰らせようとするなんて狂ってる。

 

そのときのLINE。

 

狂ってるといえば、従姉妹の兄の長男もヤブ医者で狂っている。

 

母はリューマチを患っていて、従姉妹の兄の医者に診てもらっているから大丈夫だろうと思っていた。

 

母のリューマチは一向に良くならず、ある日「(従姉妹の兄の医者が)プレドニンを使うと言ってる」という話を聞いた。

プレドニンはステロイド剤の一種で、とても強い薬だ。

 

どうも嫌な予感がして、私はリューマチの専門科がある日赤へ母を連れて行ったら、検査の値が非常に悪く、すぐ入院となった。

 

従姉妹の兄のヤブ医者は、リューマチの薬を出していなかったし、検査もしていなかった。

 

ただ、漢方薬を出していただけで、血液検査や尿検査もしていないし、西洋医学の正しいリューマチの薬も処方していなかった。

 

母は、日赤に通うようになって元気を取り戻したが、私が気づかなかったら、あのまま死ぬところだった。最悪だ。

 

母の姉にあたる叔母ふたりも、医者といえば従姉妹の兄のヤブ医者にかかっていた。ふたりとも70代で心臓病で死んでしまった。

今の日本女性の平均寿命は87.09歳なのに、平均寿命よりも十年以上早く死んでしまった。

 

健康診断にも行かず、ヤブ医者の兄を頼りにしている従姉妹も、きっと早死にするだろう。自業自得だ。