こんな入試問題、解けるか!!
FGOプレイヤーならパッと正解できるが…明治大学の「普通の受験生には難しすぎた」入試問題。
【2019年度 明治大 情報コミュニケーション学部】
問題2 問6 下線部(5)『ラーマーヤナ』は王子ラーマとその妻の物語であり,現在でもインドから東南アジアの影絵や舞踏のテーマとなっている。その妻の名前を解答欄に記入しなさい。
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【解答解説】某有名ソシャゲのプレイヤーならピンポイントで解けるかもしれないが
私が全く知らなかった語句その2。どうしてこんなひどい出題ができるのだろうか。これも山川の『詳説世界史』の脚注(2019年版なら同じくp.59)に載っているので、無理矢理範囲内と主張できなくもないが、少なくとも私は絶対に認めない。
正解はシーター。それでピンときた人もいるかもしれないが、『天空の城ラピュタ』のヒロインのシータの語源という説があり、同作はインド神話から「インドラの矢」という言葉も拾っているから信憑性があるが、明言はされていない。というよりも宮崎駿本人は「三角関数の角度を示す記号のθからとった」と言っているようだ。
なお、『Fate/Grand Order(以下、FGO)』プレイヤーの校正者から「すごく余談だが、シーターはFGOではラーマと夫婦一対のデザインでかなり印象的にメインシナリオに登場しているので(実装が期待されるくらいには人気)*、FGOプレイヤーの受験生ならピンポイントで解けたかもしれない。前問のナタラージャと大して理不尽さは変わらないのに、こちらは不自然に正答率が偏っている可能性が…。いずれにせよ、こんな範囲外用語ガチャの悪問を解かされる受験生が気の毒でならない。」というコメントをもらった。受験期に『FGO』をやっていたら落ちると思う。
