前回
予定が立たないと愚痴ってましたが、何とかやりくりして12月13日(木)の高松御坊町寄席にいってまいりました。
以下にレポートします。
まずは
桂鯛蔵
さん。
桂ざこば一門の筆頭弟子で
桂塩鯛
師匠の2番弟子にあたります。5年前にも出演されたとのことで、その時の名前は"桂さん都"でしたが、2年前の師匠の襲名により今の名前に改名したそうです。
マクラは前述のことも交えた自己紹介から大阪庶民の笑いのセンスについて少し話し、すぐに本編の「牛ほめ」に入ります。
ちょっととぼけた甥っ子が池田の叔父さんの新築を褒めに行くよう兄貴分から勧められ気の利いた褒め口上を教えてもらいますが、翌日きちんと憶えず行ったため結局めちゃくちゃになるというお話です。
鯛蔵さんは噺の進め方が実に丁寧です。しかし、教科書的ではなく、甥っ子があんちょこを見ながら褒め口上を言うところなど、笑いのポイントをきっちり押さえており、途切れることなくお客さんの爆笑を誘ってたっぷり30分演じきりました。桂米朝師匠からはひ孫弟子にあたりますが、一門のスピリットは余るほど受け継いでいます。
鯛蔵さんに限らず、御坊町寄席トップで演じるゲストは皆レベルが高く、この寄席の楽しみの一つでもあります。
枝鶴さんは、学光さんがまんだら(手拭)を忘れ演台を降りたことに因み鶴光一門の話。そして、年の瀬にちなみ餅つきにまつわるエピソードと進んで、「尻餅」につなぎます。
大晦日に貧乏所帯の夫婦が、お金がなくて餅つきができないことで喧嘩しています。せめてまねごとだけでもしてやろうと、亭主がかみさんの尻をぺちぺちと叩いて餅つきをしている振りをし見栄を張ろうという噺です。
おかみさんが生尻を突き出す場面もあり、ちょっと色っぽいところがユーモラスな噺でもありますが、枝鶴さんは笑いを取るだけでなく、大晦日の早朝という冷えきった風景の演じ方が大変リアルで、ぐいぐいと枝鶴ワールドに引き込まれて行きます。
笑福亭一門の十八番の一つと言われる噺でもありますが、大変聞き応えのある落語でした。
学光さんは今年一年を振り返る話から。本の出版、お笑い福祉士の活動、その取材等々・・・、じつに多忙な1年だったようです。
今日の話は「荒大名の茶の湯」。安土桃山時代の終わり頃、豊臣秀吉が亡くなると秀吉恩顧の7人の荒大名(福島正則、加藤清正、黒田長政、池田輝正、浅野幸長、加藤嘉明、細川忠興)が、徳川家康の軍師である本多正信の茶の湯の席に招かれました。しかし、細川忠興以外は茶の湯の心得が無く、他の6人は仕方なしに忠興のまねをしてその場を乗り切ろうとします。
「本膳」と同じような流れですが、学光さんは大名の威厳と彼らがやらかす珍妙な作法のコントラストを上手に演じて爆笑をとっていました。
講談種でもあり、鶴光一門の面目躍如といったところでしょうか。ただ、学光さんは鶴光師匠のように途中であまりクスグリを入れず、そのぶんじっくりと噺を聞かせてくれます。
落語会終了後、学光さんにご挨拶をさせていただき、その中で今度オールナイトニッポン(サンスペ)のスタッフの方とお会いすることを教えていただきました。小生の
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の感想もお話いただき恐縮しまくりです。
ちなみに、12月20日(木)19:30よりのNHK「
にっぽん紀行
」にてお笑い福祉士が紹介されます。ご都合の良い方は是非ご覧ください。
※私は出ていませんが・・・(;^_^A
今日も岡山まで”サンライズ瀬戸”で帰ります。