その藩主前田家の献立を参考に作られたのがこの駅弁です。
容器も2段重ねで箸箱まで別という、気分は大名の野立て気分。地酒も欠かせません。
お重をばらし、弁当の由来と藩祖前田利家公の略歴が書かれた掛け紙を取ると、なんとも上品なお料理がお目見えしました。
一の重には治部煮をメインに、鰻蒲焼やだし巻きなど彩り豊富。ニの重はひょうたん型の白ご飯と、前田家の家紋に倣ったのか梅花型の茶飯。デザートの大福も入ってます。
味付けは上品で深みがあり、料亭らしい手の込んだ内容です。地酒と一緒に味わうと、また格別!
後で知ったのですが、この時買った加賀鶴も前田家御用達だったとか。どうりでよく合うわけだ。
ちなみに、大友楼の駅弁は北陸線を走る寝台列車の車内でも販売されており、トワイライトエクスプレス専用の弁当もあったとか。
さんきちは、以前乗った日本海でお世話になってます。この時は百万石弁当でしたが、こちらの方はボリュームがあり、じつにリッチな朝食でした。
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