高松御坊町寄席(7) | さんきちの「え~のんか~」

さんきちの「え~のんか~」

ラジオ、乗り物、食を中心とした内容になるかと…。
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今年になって初めて(前回から8ヶ月振り)の御坊町寄席です。
間がかなり開いてしまいました(゚Д゚;)

さんきちの「え~のんか~」-御坊町寄席

トップバッターは桂治門さん。
桂小春団治一門で、第51回に出演したした露の眞さんと同期入門です。
マクラは学校落語や地方へ行ったときのエピソードを小咄を交えながら、十人十色の話を。かなり笑いを取ったあと、ネタの”まんじゅう怖い”につなげます。
よく知られた噺であるだけに演者の技量が問われる、ある意味難易度の高い噺だと思いますが、治門さんはそれぞれの登場人物の表情をしっかり演じ分け、滑稽さを前面に出していました。いい噺でした。

枝鶴師匠は”へっつい幽霊”。
マクラではイラッと話から。
特に17:00頃に携帯へ入った緊急地震速報。しかも震源地は師匠のご自宅のある奈良!あとで誤報とわかったときは相当イラッとしたようです。
古道具屋と客のやり取り、へっついを引き取った熊五郎と若旦那の会話、熊五郎と幽霊の博打と場面が多く、マクラを入れると50分位の噺ですが、場面展開がお上手で、まったくダレずに最後までたっぷり楽しめました。
寄席で長講を聞くことはほとんどないので、これを聞ける御坊町寄席はとても貴重です。

学光師匠は新作”踊る阿呆”。
8月の学光師匠は阿波踊り一色です。12日からの徳島、その後大阪で弁天町と道頓堀角座の阿波踊り、彦八まつり初日の阿波踊りと本業以上(?)のハードスケジュールです。
そんな学光師匠にピッタリの噺を、上方落語界の爆笑王である福笑師匠が作ってくれました。期待が持てます。
結婚式の余興で来賓が披露する歌を途中から”よしこの”(お囃子)に変えて盛り上げるという噺。以前、秘密のケンミンショーでも触れてましたが、徳島では結婚式の余興で阿波踊りを踊ることがあるようです。
学光師匠が往年の名曲に合わせて踊る阿波踊り。会場はさながら演舞場のごとく賑やかでした。

ちなみに、枝鶴師匠、学光師匠は9月23日(月)に大阪道頓堀角座”月夜はなしの会”に出演されます。