引っ越し先の先住人 | トゥルーハーツ 〜解き放つ魔法〜

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あなたが微笑むとき世界が微笑む

今のマンションに住み始めてちょうど1年が経とうとしています。


私は27年、不動産業にたずさわっていますが常に新しい学びが多く、まだまだな自分だな~と思います。


そんな私が自分のことを、さすが不動産屋!と思う時が唯一あります。

それは自分の家を探す時。

図面と諸条件とグーグルマップがあれば一発で家を決められます。

内見は最終確認だけです。


1年前に今のマンションの最終確認に内見をした時のこと。


「なんかな~暗い、なんともいえない雰囲気。」


でした。


でも私の条件を満たすのはここしかないとわかっていたので、そこに住むことに決めました。



引っ越しをしてすぐ、夜中に心臓を鷲掴みにされるような激しい痛みと呼吸困難、上半身のしびれに襲われました。それが2晩、次に激しい金縛り。


困ったなー、病院行こうかなと思っていたのですが、ふと玄関を見ると、高齢の神経質そうな痩せたおじいちゃんの顔がふっと見えたのです。


これはここに元々いらした方なのだと察知しました。


そこで、そのおじいちゃんに話しかけてみました。



「あのー、私ここに引っ越してきたんですけど、あなたが先にいらしたのなら、どうぞここに居てくださいね。

だけど私が家賃を払っているので私に住む権利があります。ですので適当にうまくやりましょう♡

ただし!私の息子に手出しはするな。」



その日から私の心臓鷲掴みと金縛りはパッタリとなくなりました。


その代わりに始まったのが、私と息子のジーンズが無くなっては、しばらーくすると出てくるということが頻発しました。



きっとおじいちゃんジーンズ気に入っちゃったんだな♡



それは放っておいて家の中をホワイト~やピンク~な物いっぱいにしたら、いつしかおじいちゃんの気配がなくなりました。

おじいちゃん落ち着かなくなったのか?



あとから近所の方に聞いた話なのですが、この辺りは関東大震災でも太平洋戦争でも焼けず、街が整理されたことがないのだそうです。

どおりで狭い道がくねくねと続いていると思いました。

そして文豪が多く住んでいらしたそうです。


そういえば、おじいちゃん文豪っぽかった!

心臓の病気で亡くなられたのかも。

どんなに苦しかったか誰かに知って欲しかったのかもしれませんね。


あんなに苦しい思いをされたんだね、おじいちゃん大変だったね。

私も死ぬかと思ったよ。



そして、

勉強嫌いな息子が奇跡の大学合格できたのは、もしかしたらおじいちゃんの文豪パワーのお陰もあったかも。


おじいちゃん、どうもありがとう♡