ゴロゴロしながら携帯で豚義を探した時は、13時である。
のんびり、穴の空いたジーンズを履きタバコを咥え、心を落ち着かせた。
そう、もしかしたら緊張しているのかもしれない。
豚義に。
愛車を走らせナビが示す目的地へ。
4キロ。
たった4キロも、こんなに遠く感じたのは、緊張だったのかもしれない。
営業時間は、14時までだ。
豚義が見えたのは13時40分。
楽勝だ。
店の近くに大型駐車場があり、そこの1、3、15が豚義が使ってよいものであると情報はキャッチしていた。
しかし、店の駐車場が分からない。ちょうど、店の目の前に黄色いシャツを着たメタボな親父がいるではないか。店員だ。
俺は車を横につけ、窓をあけ、親父に話しかける。
愛想のよいメタボは、分かりやすく駐車場を教えてくれた。
駐車場は、目と鼻の先だった。
しかし、駐車場は、満席。
止められないのだ。
豚義を食べ終えた客を待つしかないようだ。
5分ほど待つと豚義を食べ終えたであろう男が豚義の駐車場から出て行った。
すかさず、空いた駐車場へ、クルマを停める。
そして俺は豚義へ走っていく。
あった。
店に入ると先ほどのメタボな店員が心配してくれていた。
そして、すかさずメニューを聞いてくる。
一応、汁なしを食べる予定だが、一応メニューを見てみる。
よし、汁なしにしよう。
その旨を伝える。
トッピングは、どうするか、聞いてくる。
トッピング?
メニューの右に色々書いてある。
チャーシューでも多めに食べようか?と考えて、豚のトッピングを聞くも、終了したとの事。
では、無料トッピングを伝える。
全てトッピングするか?と聞かれるので、よろしくと伝える。
店員はキッチンに全マシで!と言っている。
そうだ、二郎系は、そういう呪文があったのだ。
緊張して言えなかった自分を悔やみながら、着丼を待つ。
着丼までに、何人か客がきたが、断っている。
営業は14時までだが、ラストオーダーは13時45分までのようだ。
俺は、メタボな店員に話しかけていたから、待っていたのである。
二郎系といえば、態度の悪い接客が多いイメージだが、豚義はなかなかの接客だ。
そして、店内はナチュラルウッドカラーのカウンターテーブルに、家族を意識してか、4名用テーブルも一つある。
そう色々見ていると、汁なしが出てきた。
凄い量だ。
そして、野菜がマシマシだ。
食い切れるか。
まずは、卵を崩し、かき混ぜる。
しかし、野菜が多いため、かき混ぜ辛い。
上の方だけかき混ぜ、食す。
そう、モヤシだけを食べる俺。麺が出てこないためである。
モヤシは、シャキシャキで美味い。
モヤシとの戦いが、序盤から始まり、しかしながらコッテリとした味付け、チーズ、コショウ、ほぐし豚肉のおかげで、苦痛に感じなかったが、既にお腹が半分くらい満たされてしまった。
やっと麺が見えてきた。
麺をかぶりつくと、やや硬めで、太麺で、ワシワシと感じる麺である。
麺を食べるが、なかなか減らない。
やばい。お腹が8割くらいになってきた。
しかし、まだこれだけ残っている。
一枚乗ったいた豚肉も残っている。
食べなければ。。
豚肉は、柔らかく煮込まれており、臭みもなし。
分厚い肉は、お腹をさらに苦しめる。
努力。
それで、食べ切った。
麺が少なければ、また行きたいものだ。
トッピングで豚を頼むと、分厚い肉が3枚ほどついてくることを、携帯で調べて知った俺は、頼めなくて良かったとホッとした。
そして、完食までに、水を10杯以上飲み、すぐに店のトイレへ。
家に着いてからもお腹を壊してしまった。
今の俺は、ジロリアンになる資格はないのかもしれない。