真をグロンギだと勘違いしている杉田たち。
警官隊が引き金を引こうとした瞬間、
「ちょっと待って!」
宏が身を呈して真を守ろうとする。
「そこを退くんだ!」
宏は杉田の瞳をまっすぐ見つめ、
「この人も僕達と同じ人間なんだ! だからお願い、撃たないで!」
必死に訴えかける宏。
杉田は少し困惑したような顔しつつも、
「どういうことなんだい?」
杉田の同僚・桜井が言う。
「五代さんと同じ…ってことじゃないですか?」
「そうか…よし!全員銃をしまえ! ここには未確認はいない! いるのは俺たちの仲間だ!」
警官たちは杉田の言葉に従った。
真とアマゾンは変身を解く。杉田は真に向かい、
「さっきはすまなかった。この子が止めてくれなかったらどうなっていたか」
宏の頭に手をやる杉田。
「ありがとう宏君、俺を守ってくれて……」
優しく微笑む真。だが、彼の抱える不安を宏は感じ取っていた。
異空間に飛ばされた勝のことが気になっているのだと。