壮吉
「…」
壮吉は懐から、紫色のUSBメモリのようなものを取り出した。
そのスイッチを入れると、
【SKULL】
と言う音声が響く。
壮吉
「この力は、出来るなら使いたくは無かったが…やむを得ん」
腰に巻いた赤と銀で装飾されたベルト「ロストドライバー」を腰に巻き、
先ほどのメモリ「ガイアメモリ」を端子部に接続する。
壮吉
「変身…!」
寂しげな声で鳴く一陣の風が吹いたかと思うと、壮吉の姿は銀色に鈍く光る髑髏…
まさに「スカル」と呼べる姿へと変わった。
白いマフラー、そしていつも愛用している帽子をそっと被る。
RX
「鳴海さん、その姿は…!」
壮吉
「お前や猛にも、この姿は見せたことは無かったな、光太郎…」
翔太郎
「お、おやっさんが…仮面…ライダー…!?」
蝙蝠男
「新しい仮面ライダーだと…!? ケェーッ!!」
スカル
「名乗るのもおこがましいかも知れないが、俺は…
仮面ライダー、スカル…!」
視線は向けず、蝙蝠男に左手の腹を仰向けにして指を指し、
スカル
「さあ、お前の罪を…」
そして反転させる。
スカル
「数えろ…!」