小説・ヒーロー戦記2 第1話「世界の破壊者 20 仮面ライダースカル」 | tの丸顔ブログ

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世界の破壊者、tケイド ブログの世界で、その瞳は何を視るー。

壮吉
「…」

壮吉は懐から、紫色のUSBメモリのようなものを取り出した。
そのスイッチを入れると、

【SKULL】

と言う音声が響く。

壮吉
「この力は、出来るなら使いたくは無かったが…やむを得ん」

腰に巻いた赤と銀で装飾されたベルト「ロストドライバー」を腰に巻き、
先ほどのメモリ「ガイアメモリ」を端子部に接続する。

壮吉
「変身…!」

寂しげな声で鳴く一陣の風が吹いたかと思うと、壮吉の姿は銀色に鈍く光る髑髏…
まさに「スカル」と呼べる姿へと変わった。
白いマフラー、そしていつも愛用している帽子をそっと被る。

RX
「鳴海さん、その姿は…!」

壮吉
「お前や猛にも、この姿は見せたことは無かったな、光太郎…」

翔太郎
「お、おやっさんが…仮面…ライダー…!?」

蝙蝠男
「新しい仮面ライダーだと…!? ケェーッ!!」

スカル
「名乗るのもおこがましいかも知れないが、俺は…
仮面ライダー、スカル…!」

視線は向けず、蝙蝠男に左手の腹を仰向けにして指を指し、

スカル
「さあ、お前の罪を…」

そして反転させる。

スカル
「数えろ…!」