先日、大変ご丁寧なコメントを頂戴しました。昨年より尾を引き続けている問題によって、胸を痛め、様々なことを思い、「どうにか変わって欲しい」という思いが感じられました。そして、それがなされぬ現状に無力感と呆れのようなものすら感じました。


私自身今も観劇を続けていますがあの日の一報以来、常にそのことが頭の片隅にあり、解決されないまま観続けていて良いのだろうかという思いに苛みます。彼女やご遺族のご心痛は察するにあまりあり、そんなお気持ちを踏み躙ってしまっているのではないかという不安があります。

コメント頂いた方は、過去の楽しい思い出すら大切にし続けることが苦しくなっていらっしゃいました。



長年たくさんの方々に提供し続けてきた楽しい時間・思い出さえ、否定させてしまうほどの対応。これが、本当に解決と言えるのでしょうか。


今月下旬より、いよいよその再開がなされます。合意書を交わし、認めたにも関わらず該当者の処分のないまま。



心が離れていきそうになる。そんなリアクションは当然です。そのような大きな、命の問題です。そんな客観性のある意見こそ、歌劇団は重要視するべきではないでしょうか。



今回、こうしたコメントを頂き、こうした冷静かつ命を尊ぶ視点で本問題を捉えている方が1人でも多く増えていくことを願い、ご紹介いたしました。


私は、どんなことがあっても命に関わる何かは妥協も譲歩もすべきではないと考えています。必要なことをして欲しい。遅かりしではありますが、まだ間に合います。最後の倫理観を、捨ててしまう前に。