宙組公演ですが、特段何かしら続報もなくですね。このモヤモヤ感はやはり当事者の処分がなされていないというところでしょうか。


そもそも歌劇団は監督不行届、環境整備を怠ったという点でほぼ全面的に責任を被ったような会見でしたが、そもそもそれは環境要因であって結局のところ当事者の行動の責任はまた別にあると思います。

ずっと抱えている疑問なのですが、これだけ繰り返し報道されても頑なに認めなかった事象、それを大筋認める形になったわけですが、該当者の目に見える処分をしないどころか庇い立てする背景は何かあるのでしょうか?あれだけの企業が持つエンタメ事業ですし、損得考えたら置いておくリスク含めて損切りしたほうが傷口は小さい気がするんです。職場環境の問題はどちらにしろ付き纏っていたでしょうが、今のように燻り続けることはなかったように思います。



この過保護なほどの庇い立ての裏に何かあるのか、ついつい勘繰ってしまいます。その辺りは正直ゴシップ誌と大差ないのであえて言及はしませんが、ひとつ憶測として書き留めるなら『体面』でしょうか。

現役の番手のあるスターの醜聞による処分なんて聞こえが悪いですし、なんとか体裁を整えて守り貫いてきた標語や教え、ひいてはブランドも地に落ちてしまいますからね。そのように考えて身動きを取れないといったところでしょうか。

しかし、本当にそれでいいのかと思います。結局そういう醜聞のある人を庇い立てして立場を与え続けている。そんな組織なのだと後ろ指指される方がよっぽどブランドイメージの失墜です。

匿名性を担保したところで処分は目に見えて表れてしまいますし、そんな恥ずかしい前例作りたくないのでしょうが、『どんな立場であれ不祥事を起こせば処分される』。そんな次の悲劇の抑止力のためにも何かしら目に見える処分はあって然るべきですね。

前例のないものを決断するには相当の覚悟がいるでしょうが、その一歩を未来のために踏んで欲しいところです。