ご無沙汰しております。ここ一ヶ月は、贔屓の退団発表のダメージを和らげていたかと思えば、がっかりするような発表の数々にため息の混じる日々を過ごしていました。観劇の機会もあったのですが、ふとしたときに何度もあの一件が頭をもたげ楽しんではいるものの気もそぞろという感じでした。

このモヤモヤはやはり認定対象者にしっかりとした処分がなされない限り解消されないのかなと思います。


そろそろ本題に入りますが、先日SNSにてとある投稿情報を目にしました。それは2018年に退団した元専科のOGの方の投稿です。詳細は検索して頂ければすぐにわかるかと思いますが、とあるユーザーの他ユーザーへの返信に対し、『悪口バイトお疲れ様』という文言を用いて返信していたことでした。


事件発生及び問題発覚当時から該当OGの方は一貫して擁護姿勢を示されており、未確認ですが本問題を軽んじる言動もあったという情報もあります。私自身そういった情報を見聞きしていたのもあり彼女のイメージはさほどよくなかったのですが、いよいよ歯止めの効かない状態になったなと感じました。

最近ではソース不明の投稿で歌劇団擁護を繰り返す元記者の女性ともやり取りをしているらしく、内輪で擁護しあっているという状況のようです。

本人の気質もあると思いますが、あまりにも所属経験のある立場という当事者意識が低く視野が狭いと思いました。




退団からSNS開設は今や自然な流れとなりました。ファンと繋がる機会、自身をアピールし発信できる媒体としても魅力があるのも理解できます。

しかし、あの閉鎖的な空間でそうしたリテラシーが一般社会と同程度の水準に達しているのかはやや怪しいところです。もちろん当人の性格次第ではありますが、そうしたものの学びの場はやはり必要なのかなと思います。



そして、問題の詳細が報道されていくなかで、またこうした一部OGの発言を見聞きするたびに思うのは指導教育についての知識不足です。当たり前でないことすら上級生というだけで正しいものと押し付けられているのが現状です。


芸事という曖昧で答えのない特殊な内容であるため指導もまた抽象的で答えがないものになります。それを教えるという行為には細心の注意が必要になるため、こちらもまた講習会のような場を設ける必要があると思います。教え導く方法を学ぶことで痛ましい出来事を繰り返さない下地を作る必要があります。


長々と書き連ねましたが、こうした分野の学びの場を提供するには、現行の2年という音楽学校の時間は足りないように感じました。110年の歴史、その転換は並大抵のことではないですが、時代に合わせ必要なものを取り入れるべく変革していくこともまた、運営側に求められていることではないでしょうか。




今回これを書くにあたりかなり内容には悩みました。表現が足らぬ点も様々あると思います。コメント等頂ければより議論を深められると思いますので、是非コメントのほどよろしくお願いします。