先程宙組生2名の本日付けでの退団が発表されました。

https://kageki.hankyu.co.jp/news/20240331_001.html

お一方は106期生です。こちらはあまりフォーカスされませんでしたが、音楽学校時代に同学年生徒の飛び降り事件が報道されました。こちらは真偽がいまいち分かっておりませんが、報道では上級生である本科生による影響が指摘されています。今回の問題によってフラッシュバック等の心的負担がかかったやもしれません。


もうお一方は103期生ですので亡くなられた生徒の方と同じ期の生徒の方になります。最後に彼女を追い詰めたであろう公演の新人公演で同様に長の期として様々な負担を強いられていたと推察されます。昨年6月の大劇場公演終了後から休演しているもうお一方の心理状態も大変心配しているところです。


そして、いつこれがなされたかは不明ですがこの発表に際し改めて宙組生のページを確認したところ、被害に遭われ自ら命を絶たれた生徒の方のページがなくなったいました。

おそらく公式的な発表はないものだろうと思っていましたが、彼女に対する数多の仕打ちのとどめのように感じ非常に気分の悪いものでした。劇団が自ら印象付けた悪いイメージはこうしたデリケートなことにさえ影響している事を改めて考えてほしいです。



昨日より、いよいよ月組トップコンビの退団公演も始まりました。加えて110期生の初舞台公演でもあります。悲しいのはネットニュースなどのコメント欄に辛辣なもの、暴言が並んでいた事でした。組織としての杜撰な管理、誠意ない対応がこうした晴れ舞台や最後の時間にまで泥を塗ったのです。


念のため申し上げておきますが、亡くなられた方のせいでは断じてありません。ご存命のときから真摯に向き合い対応しなかった劇団、処分すらできない生ぬるさ。こうした間違いの積み重ねはすでに悪いイメージとして世間に浸透しています。


詳しくない人々はその組織に属する全体を糾弾するでしょう。全てを悪と捉えるでしょう。昨今は特にその傾向を強く感じます。顕著な例で言えば野球選手通訳の問題。金銭トラブルの問題ならいざ知らず、あろうことか通訳という仕事ぶりにまで難癖を付けるものもありました。一度の何かで今までの全てを否定されてしまう時代です。


このままでは関わる・関わってきた全てまでもが否定されます。

処分無しと労働環境によるものというスタンス。本当にその考え、決断で良いのか歌劇団にはよくよく考えて欲しいと思います。