もしかして・・。抱きしめてもらいたい気持ち。 | 気づきは突然やってくる。心と体のコーディネーター、ちばつかさのブログ。

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なんだかわからないうちに、気づいてたり発見すること。
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なにかの気づきやきっかけになりますように。

どうやら「オキシトシン」の分泌が関わってるのでは?そう思ったんです。
つまり、幼少期に愛情を感じられないと愛情がエンプティになる。愛情を感じられなければオキシトシンの分泌は促されず、生きることに愛着が湧かなくなる。

先日ニュースでこんな研究結果が発表されてた。

愛情ホルモン、脳と愛着形成に関連 虐待など経験児、非定型な脳発達 | 医療,社会 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE
福井大学子どものこころの発達研究センターは5月29日、米国の大学との共同研究で、虐待など避けるべき養育(マルトリートメント)を経験した子どもについて、愛情ホルモンとも呼ばれる「オキシトシン」の働きと、社会性をつかさどる脳の一部の容積、人への愛着形成に関連性があることを解明したと発表した。治療効果の“見える化”や、精神疾患のリスク予防といった活用法が期待される。 研究は同センターの藤澤隆史講師と、米国エモリー大医学部の西谷正太客員助教を中心に実施。


今回の殺傷事件も、今までの残虐な事件も猟奇的な事件も、例えば覚せい剤なんかの薬を使うのも、どこかこの“愛情の枯渇”が巻き起こしているんじゃないのかって。

そう考えると体罰のことも仮説が成り立つ。

体罰が騒がれているのに昔は騒がれなかったり、殴られているのに依存してしまうスポーツ選手がいるのも、

殴られる=愛されているから

という共通認識みたいなのがあって、親からのビンタも、先生からのゲンコツも愛情の上に成り立っていてオキシトシンが分泌されていたんじゃないかって。

だから愛着が湧いて逆に尊敬できていたりしていた。

今の体罰は体罰としての認識しかなく、愛情を感じられないから苦痛でしかなくなっている。褒める=愛情という間違った刷り込みが蔓延っていて、実は、思いやる=愛情で、思いやる、愛する方法として仕方なく手を挙げたことには愛情を感じてホルモンが出るんじゃないのかなと思うのです。

だから僕たちは、あの頃に親に引っ叩かれた思い出を「愛されてるがゆえに」と思うのかもしれません。

脳科学者の中野信子先生の「シャーデンフロイデ」という本の中に、体をリズミカルに触れると愛着ホルモンが出るというのです。

つまりマッサージはオキシトシンを分泌する機能の亢進を促してくれる。
施術後に「よし!今から犯罪犯そう!」なんて気にならない気がしていて。

どんな時にオキシトシンが分泌されるかまとまっていました

これを見ても愛着不足が招くことっていっぱいありそうです。

普段どれだけスキンシップが大切か。
感動したり、触れ合ったり、見つめあったり、人と人とのリアルな触れ合いや動物や自然との関わりって、生きることに愛着を湧かせているんですね。

犯罪の抑止に繋がりそう。
それくらい愛って大切。

よく考えたらあの20歳頃の地獄の時代、上記のリンク内の行動と真逆な行動してたなって。あの時本気で

「幸せそうなやつみな死ねばいいのに」

って思ってた。
行動変えてよかった。愛そうと思ってよかった。

今はそれを誰かに伝えていくのが仕事。
誰かの背中をさすることで、誰かの中に少しでも温かみや優しさが増えたらいいなぁと思うのです。