父と娘。 | たまきのブログ

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このブログは、日々の記録を綴っているだけの、まさに日記です。

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8月26日(金)
【曇り 時々 小雨】

☆[副業]9:00(遅刻しちゃった。(>_<))~17:00
 事G団HP更新のバイト
 (写真左/お昼ご飯)

★19:00開演/電力ホール
 こまつ座「父と暮せば」(写真中)観劇

 (写真右/まるまつにて夜ご飯)

★DVD鑑賞
 「アグリー・ベティ -Final season-」disc.7



 早々にチケットを購入していた、
 こまつ座「父と暮せば」観劇。

 何だろ。
 冒頭の雷が怖くて二人で押し入れに入って昔の想い出話してる辺りから、
 既に涙が溢れて来てた。

 途中、会話が面白くて笑いが起こるシーンも何ヶ所かあって、
 確かに可笑しかったのだけれど、
 私は笑いではなく涙がこぼれた。


 私は、父と娘の話に弱い。

 私自身、幸せになる資格なんかないと、
 何処かで思っている。


 私の父は、自ら命を絶った。

 もぅ、10年くらい前になる。

 死にたくなくても命を奪われてしまった今回のような大震災の前では、
 到底、許されることではないけれど。

 私は、父とケンカして家出中の時のことだった。

 理不尽な社会に嫌気がさして、
 自ら逝ってしまった、父。

 だけど、
 もっと私が素直だったら、
 聞き分けの良い娘だったら、
 違う道を選んでいたんじゃないか、って。

 「お前は、もっと良くなると思った。」
 20代の前半だったか、
 そんなことを言われたことがある。

 別に、反発していた訳じゃない。

 大学に進学しなかったのも、
 就職をしなかったのも、
 芝居を始めたのも、
 その時々に考えた上での選択だった。

 ・・・だけど、
 理解して貰う努力をせず、
 諦めさせたのは、
 私の敗因だったかも知れない。

 だから、
 嫌気がさしたのは、
 私のこともあるかも知れないな、って。。。

 それにしても、
 ケンカしたままなんて、酷い。
 生きていてくれれば、
 嫌ってもいられたものを、
 いないんじゃ、後悔ばかりだ。


 普段は心の奥にしまっている、
 そんな想いが、
 父と娘の話によって引っ張り出される。

 そして、
 「父と暮せば」なんて、
 どんぴしゃ過ぎる。

 でも別に私がそうだからというだけではなく、
 名作であることは間違いない。

 何回観ても、
 新鮮に感動しちゃう。

 今日も泣くだけ泣いて、
 心の洗濯ができた。


 いい芝居を、ありがとありました。





◆散文「好きな歌詞_vol.114」

 だから私としては踊り踊るの
 涙みせずに 朝が来る前に

 (Southern All Stars:アルバム『熱い胸さわぎ』収録「瞳の中にレインボウ」より)