漫画名:暗殺教室
作者:松井優征
巻数:1~17巻
読んだ期間:2/22~2/23
次巻引き継ぎ:
殺せんせーを助ける研究を行っているISSまで、渚とカルマがロケットで向かう
まとめ:
「魔人探偵脳噛ネウロ」の松井優征による学園漫画
まずは発想の妙について
世界を破壊することができる超危険生命体が中学担任となって生徒たちがそれを殺そうとする
こんな設定はおそらくイロモノの蔓延した今日のマンガ界において、いずれは出てきうる代物だと思う
しかしこの設定をここまで落とし込んで学園ハートフルコメディに仕上げられたのはこの作者の器量にある
この作者はおそらく頭がいい
どういう頭の良さかというとおそらく「物事を噛み砕いて自分の解釈をする」というものである
複雑な物事をイメージで捉えられ、なおかつそれを具現化してアウトプットできる、中国の思想家のような才能
あと言葉選びのセンスは好き
ツッコミはどれも長すぎず端的なのに面白いし、
みんなをコードネームで呼ぶ回にイトナがつけられた「コロコロ上がり」はさすがにグッときた
あとは一つ一つのストーリーの細かな部分を手を抜かずにきっちりやって欲しいと感じた
ストーリーのゴールを決めて書くタイプなのだろう、
結論を急ぎすぎて過程をややないがしろにし、キャラクターの心情の推移が早すぎる時がある
ただ、理事長の力の原点の話はどことなく後付けっぽさが感じられたが、説得力があった
あと、死神編で烏丸先生の血管が撃たれたときに殺せんせーが触手だけ出して止めたシーンはなんかこう、もっとなかったのかと思った。あれはない
好きなシーンは殺せんせーの過去話が終わって生徒たちが回想するところの
「僕等は恐ろしい難題を突きつけられたと初めて気付いた
この先生を殺さなくちゃならないのか」
の二連コンボ
ここは作者もなかなか気合入ってたんだろうな
あと今回これを書いていて目次のあとのあたりに書いてあった「殺せんせー」の変換の出し方が地味に役に立った笑
さあ、本誌では目下最終回が話題となっている
「ネウロ」のような、読後感に余韻の残るいいラストを期待している
現時点での評価:83点