漫画名:ひきだしにテラリウム
作者:九井諒子
巻数:1巻
読んだ期間:12/3
まとめ:
以前読んだ「ダンジョン飯」の作者である九井諒子の短編集
なるほど雰囲気というか世界観を作るのがうまい作者なんだな
短編集に求められる「読者との距離感」がうまく出されてる
あまりに情報を提示してとつまらないし、出さなさすぎると意味不明
その距離感がうまくていい
好きな話をいくつか
「かわいそうな動物園」
状況説明をほとんどせずに、この世界の置かれている危機を流れと絵で読者にわからせることがうまい
「遺恨を残す」
「在来種の神」という言い回しが好き
おそらく「遺恨」と「icon」がかかってる
「春陽」
一番胸にきた話
設定自体はよくある話だけど、愛玩動物とおばあさんがなんともミスマッチで余韻を残す
「パーフェクト・コミュニケーション」
これはアイデア賞だよね
なるほど確かにと思うものの、これを思いつくことはおそらくできない
「ショートショートの主人公」
これは絵柄も相まってキャッチーでわかりやすくメタってていい
それこそメタをネタにしてそのままオチが弱いっていう問題もあるけど
でもやっぱり短編集は余程の完成度でない限り「最高!」で評価は出しにくいなあ
現時点での評価:78点