漫画名:ぼくらの
作者:鬼頭莫宏
巻数:1~11巻
読んだ期間:12/10~12/11
まとめ:
アニメ化もした鬼頭莫宏の漫画
「なるたる」も手がけており、いわゆる「鬱作品」に定評がある
率直な感想から行くと、非常に面白かった
なんというか、描ききれてると思った
構成上キャラクターが多く、オムニバス形式で話が進んでいくにもかかわらず、一人一人のキャラクターが浮き足立つことなく描かれており、そこらの短編集よりも濃い主題を持ち続けている
一人一人が悩みや、自己矛盾を抱えており、それらはおそらく漫画を描き始めてから思いつくような付け焼き刃的な悩みではない
つまり、作者は普段からこのことについて悩み、考え抜いている人にしか辿り着けない段階でまだ考え続けているということになる
そうなるとむしろ、その悩みをこうもうまくストーリーにはめこめる技量が素晴らしいと感じた
ジアースに乗る子供達やその周りの人々の感情がリアル
当然こんな経験を読者も作者もしたことはない
しかしそれでもリアルだと感じさせるのは天才的である
個人的には田中さんの「ベストよりベター」の考え方は自分の生き方と同じで心に残った
世界はこんなに美しい。
世界はこんなに素晴らしい。
おそらく、たとえ私が傷つけられても。
という古茂田のシーンが好き
現時点での評価:91点