今日の1冊。

「Jの神話」。

内容は名門の全寮制女子高校で、1年生が自殺したり、3年の生徒会長が悲惨な姿で殺害されたりと次々と怪奇な事件が起きる。

そして、“くろねこ”と呼ばれる探偵が、殺された生徒会長の父親に依頼され、誰が犯人なのか突き止めるために調査を開始していく--という内容。

ですが、この作品。途中かならんともものすごい怪奇というかすごいことになっていくのです!

これはさすがに予想できなかった…。

著者は「イニシエーション・ラブ」で一躍有名になった乾くるみさん。
この作品がデビュー作だそうです。

僕と同郷(静岡)で、理系出身の方だとか。


僕は先に「イニシエーション・ラブ」の方から読んでいたので、「いったいどんなことが待ち受けているのか!?」とわくわくしながら読んだのですが…。


まさかそう来るとは…。

若干ファンタジーが入っておりますが、こちらもお勧めな作品です。
ただ、結構性描写が露骨なので、そういうのが苦手な人はちょっと遠慮したほうがいいかも。
(言い忘れてましたが六月六日生まれの天使もそういうのがあるのでご注意ください)

Jの神話 (文春文庫)/乾 くるみ
¥720
Amazon.co.jp


今日の1冊。

「火車」。


言わずと知れた宮部みゆきさんの名作です。

僕はこの作品を読んでからミステリ小説を読みあさりはじめました。

言うならば、僕をミステリの道へ導いてくれた分岐点であります。

内容は、休職中の刑事・本間が婚約中の親戚の男に頼まれ、失踪した婚約者を探してほしいというところから始まる。

本間はその婚約者の足跡を順にたどっていくが、捜査の過程で驚くべき事実が明らかになっていく…。


僕なんかがこの作品を語るのはおこがましいかもしれませんが、一歩一歩と真実へ近づいていく感じがミステリっぽい。

僕はこの作品を寝る前に読み始め、切りのいいところで寝ようと思っていたのですが…。

何度も何度も思ったのですが、なかなか本を閉じることが出来ない。

どうしても、続きが気になってしまう…。

そして結局は徹夜して読み切ってしまいました。



その一章一章でじりじりと真実に迫る感じも面白いのですが、終わり方も衝撃的。

「なんだこれは!?」という終わり方です。

僕よりひと回り違う方とこの「火車」の話をしていたとき、「この作品が発表された時、こういう終わり方は新鮮だった」と言っていました。

もしかしたら今でこそ普通の手法になっているのかもしれないですが、この作品が世に出た時はすごく新鮮だったのでしょう。

僕が買ったときでさえ60刷。この「ミステリーがすごい!」で過去20年間の1位に選ばれた理由がわかります。

とにかく、読む手が止まらない!

巧妙なトリック、明らかになる真実…。

まだ読んでらっしゃらない方はぜひとも一度手に取ってみてください。

火車 (新潮文庫)/宮部 みゆき
¥900
Amazon.co.jp


今日の1冊。

「六月六日生まれの天使」。

小説では、文字でしか表現できない作品があったりします。

それが、先日書いた「葉桜の季節に君を想うということ」だったり、「イニシエーション・ラブ」だったり(この本は最初読んだ時の衝撃はすごかった。また改めて批評を書きたいと思います)いくつもあります。


この作品も、同じジャンルの小説になります。

何せ「読み終えたあと、必ずもう一回読みたくなります。」と帯に書いてあったのだから(笑)。

過去にこれらの作品で度胆を抜かれてきた私なのですが、「今度こそ、トリックをあばいてやる!」と意気込んで読んだのですが…。結局だめでした。


しかし、私も読回力がないもので、ところどころ「?」な部分がありました。

どこかに作品の解説がないかとインターネットで探してみたものの、完全な解説は見つかりませんでした。


これらの作品はあまり書くとネタばれてしまうのであまり書けませんが、とにかく活字の面白さを実感できると思いますよ。


六月六日生まれの天使 (文春文庫)/愛川 晶
¥740
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