散切りの 体から
悪臭を放ち ベトベトになった
小さなダックスが 遺棄されていました
鼻の先が 腫れ
目の周りも 汚れで固まり
目が 潰れてしまうほどじょ状態で
暑い中・・・
この 小さな 人気犬種だった犬は
捨てられてしまっていたのでしょう・・・
刈り上げられていた姿
プロのトリミングではない
証拠に 伸びた爪
汚れて劣化した首輪・・・・
お腹を空かせて
潰れそうな目をした この子を
初めて見たとき ため息しか出ませんでした
すぐに 洗い・・・
たくみ先生へ駆け込み・・・・
先生が 心配そうに検査をしてくれました
これは・・・ 内科的な疾患で
ずっと 薬を服用しなくちゃいけないでしょうね・・・
ちょっと 心配だから
腫れた鼻から・・・うん そこからがいい
がんばって 採血しましょう
腫れた顔面・・・・
何度も 何度も 洗いました
そして
汚れて劣化した
捨てられたと時の首輪を
外して・・・・
お花のついた 可愛い首輪を
贈りました・・・
鼻に注射針をがんばった はなちゃん
可愛いお花の似合う はなちゃん
清潔な場所で・・・
栄養をしっかり考えて・・・・
一週間後 はちボラ基金での
医療サポートを開始しました
はなちゃんは 腹部にあったヘルニアの手術
そして 避妊手術も同時に行っていただきました
毎日の 点眼で
すっきりしたね・・・
お薬の服用は
しばらく 様子を見てからだって
術後の経過を
しっかり 観察しながら・・・・
みんなで
はなちゃんに ひとつのことを
伝えてきました・・・
はなちゃん
あなたは 素晴らしい犬
可愛い 可愛い
ダックスちゃん
ヘルニアの傷を 再度縫合して・・・
しっかりと ケアを続けていく・・・
清潔に 保つこと
安静にすること・・・・
少しずつ・・・・
はなちゃんが ダックスらしい
しぐさを見せてくれるようになりました・・・
掘ったり 鼻で寄せたり・・・
目の前の人に
近づいてきたり・・・・
保健所の子たちの ほとんどは
雑種と呼ばれる 中型犬
酷い状態で 飼われていた子が多いのです
しかし
ダックスフントという犬種
純血種 確実にペットショップで買ったであろう犬が
灼熱の野外に 放置され 探されもせず
治療もされず 遺棄される現実もあります
はなちゃんは
八代保健所に 保護されて
いろんなことを 経験したでしょう・・・
それは 当たり前のことだけど
当たり前の基準が 残念ながら違うから
決まってないから・・・・
ため息が出る こうした 出会いを
私たちは 日々くり返しながら
諦めずに 目の前の命のバトンに向き合っています