散歩の時には 得意げに
お座りも お手もできるよって
笑顔で教えてくれた・・・
お皿をひっくり返しちゃう
大きな犬 ぶちまけても 大丈夫なように
知恵くらべをして 特別にケースを敷いた 居場所・・・
貫太郎という 名をつけた
そして いま・・・・
この子は 保健所の檻の中にいる
引き出された後
飼育環境 しつけ 性格 もともとの問題
どれが なにが 理由か 判断できない状況で
この子は 大きな噛みつき事故を起こし
どうにもできないという 結論で
飼い主によって 保健所へ持ち込まれた・・・
この子は言葉を持たないから
理由は わからない
去勢 狂犬病ワクチン 登録 迷子札
飼い主としての責任は ちゃんとわかる
事故を起こした原因もわからない
はちボラ譲渡ではなく
保健所からの直接一般譲渡なので
状況がわからないままでした
大怪我を負われた 里親さんから
私宛に 丁寧なご連絡をいただき
会いにも行きました
お話もさせていただきました
後悔 懺悔 責任
お互いに いろんな話をして・・・・
こうした時に・・・・
正論 正義は 意味がない
批難しても 批判しても
起きた事故は 噛みついた事実は
消えない
言葉はまったく意味がないこと
どうするべきなのか
私が 試練を与えられている
この子に対しての・・・
ボタンの掛け違い・・・それだけだと
ボタンをしっかりと かけていかなくては・・・
私は この子を信じている
この子が 信じるに値する人間でいたいと思う
戻った日から
毎日 特別なおやつを作り 持って通い
規定通り 檻越しに食べさせ おしゃべりしたよ・・・
グッボーイ 大丈夫 大丈夫よ・・・・
飼い主から【元飼い主】となった今週に・・・
所有権は 県の犬となった子
2週間の狂犬病鑑定期間を終えて・・・
このままでは 処分ありきの危険犬として
人に危害を加えた犬として 殺処分要請・・・・
行政の判断の前に・・・・
私たちに 何ができるのだろう・・・・
でもね・・・
私たちは 知っている
この子が 素晴らしい命であることを
でもね・・・
一般譲渡枠で 二度とあがることのない犬
保健所の犬
鑑定期間 そして 経過観察・・・・
問題行動もなく 規則正しい運動を繰り返し
ルールを徹底して・・・・ この子に 理解をさせる
本能のままではなく 理性を持たせる
この子のこと 守るべき
命のバトンについて
考えて 考えて 思い悩んでいました
現場の職員さんと力を合わせ
無理 抵抗ではなく 誘導でしつけていく
リーダーシップを しっかり 人間が持つ
繰り返し 繰り返し
声をかけ 思いを伝える
散歩トレーニング十分な運動
それが一番の愛情
ストレス エネルギーを溜め込ませないように・・・
満たされた運動 散歩に
穏やかで従順な波動を出した 貫太郎・・・・
ごはんも 美味しく作る 朝活ごはん
しっかり たっぷり 残さず 食べたね
私たちは 知っている・・・・
問題行動の解決
命のバトンを守るためには
入念な計画を練って
それを確実に実行することが必要
憐れみや同情では 命は救えない
貫太郎を救い出すために
家庭環境での飼育
24時間体制での管理
プロフェッショナルなトレーナーの長期指導
里親探し 譲渡完了まで
気の遠くなるような日々を
信念と覚悟を持って メンバー一丸となって
ともに 学んでいくことが 不可欠です
くじけず あきらめず 前に進むために
現在 団体引き出しのための
様々な検討を行っております
関係各位のみなさまに
プロのアドバイス 仲間に知恵をいただきながら
私も必死に 動きまわっています
私たちは知っている
おまえが 最高にすばらしい犬だということを