小さな傷を いくつも負い
耳は 真っ黒に ただれ 固まり・・・・
洗うそばから マダニが 湧いて出てきました
悲しい 遺棄
むなしくなる 悔しい 現場・・・・
「あがんところに 棄てらす気が知れん」
※あんな場所に 捨てる人間のことは理解できない
技術員と呼ばれる 八代保健所の職員さんたちは
いつでも 棄てられ傷つく 犬たちの味方でいてくれる
悔しさを 怒りを 呑みこんで
目の前の 命に向き合うと
分かることがる
痒みがおさまり ドライヤーを当てられ
安心して ウトウト 眠りはじめる 小さな命・・・・
翌日・・・
元気に トコトコと お散歩をして
私を 驚かせてくれた
しっかりと ブラシを当てて・・・・
きれいな毛並みになろう
酷い下痢が おさまらず
急いで たくみ先生の診察を受けて・・・・
上手に 検査を受けれたよ
年齢相応 たぶん 8歳以上のシニア
心音の雑音はあるけれど
食べられるよね 歩けるよね
大丈夫・・・・
耳の治療も 開始して・・・
数日で ずいぶん 回復し
すっきりしてきました
万が一の ワクチンだって
注射できたよ
※ 医療サポートは すべて
はちボラ基金で 行っています
ずいぶんと 表情が 豊かになりました
こちらが笑うと ちゃんと笑います・・・・
下痢も治まり・・・ 食欲もあるよ
おやつも 大好き
だけど・・・・あゆちゃんは
これまで おやつを 人の手からもらう
そのことを 体験していないので・・・
ガブっと 手ごと 口にする子でした
人の手が あると 避けるような仕草は
叩かれていた 過去が わかります・・・
あゆちゃんが ここへ来て
覚えたこと・・・
人の手から そっと 食べる
人の手は 美味しいものを くれるため
人の手は あゆちゃんと 優しく撫でるためにある
当たり前の 正しいことを
すぐに 学びました!
犬は 素晴らしい
犬は 本当に 素晴らしい・・・・
子供の相手に・・・犬を・・・子犬を
それは 大きな間違いです
シニアの犬たちは・・・・
相手にそっと寄り添える
活動的に 走ったり 飛んだり しません
吠えたてて 遊ぶことも ほぼ ありません
それでも・・・
おかえり・・・待ってたよ
今日は どんなことがあった?
私に 話してごらん・・・そう言って
いつまでも 悩む子供の相談相手になれるのです
時々 うたた寝しながらね
幸せの塊のような 笑顔で・・・・
お留守番する あゆちゃんの居る暮らし・・・・
命の輝きを きっと 教えてくれるでしょう
残された時間・・・ たぶん きっと 素晴らしいはずです
家族になった人の方が 幸せになる
そんな あゆちゃんです
ぜひ 命のバトンを つないでください!