まだ 3年 もう3年・・・・
はちボラの活動 保健所犬のボランティア
どんなに あがいても
つなげなかった命のバトンがある
威嚇 噛みつきのある犬
保健所からの一般譲渡不可となった犬たち
今年はじめて
助けてあげることが出来なかった
茶色の犬
夏の日・・・・
この茶色の子を 諦める代わりに
私は
この子を引き出すと 選んだ
ふたつの命のうち ひとつを選んだ
茶色の子は・・・
殺処分ではなく 二次判定を行うために
動物管理センターへ移送する 回収車に
お肉をいっぱい食べさせて・・・託した
この子の
奇跡を祈って見送った あの日
今日 動管センター 多頭スペースでの
犬同士のけんかで 大けがを負い
この子は すでに亡くなったことを知った
殺処分機が 稼働していなくても
消えてしまう 悲しい命になる
私の手から 想いが こぼれ落ちていくような
なんとも 言えない 後悔と
言葉に出来ない 重い重い 気持ちになった
私が選んだ命
その責任を
付きつけられたような気がした
あの茶色の子に
もう二度と会うことは
できないけれど・・・・あの子の命も
私が選んだ クッキーの中に 息づいている
あの子の命も・・・・
この子の 命の輝きの中に きっとある
だから あなたの家族をみつけよう
かならず あなたのことを 幸せにしたいと思った
あの子の分まで
残暑が厳しい中
迷い込んで来た きっと 捨て犬
とても とても痩せていたけど
人に慣れて・・・ かわいらしい
お座りをして おやつに寄って来ました と・・・
優しい はちボラメンバーに 保護されて
保健所に 預けられた犬
譲渡対象となり
スタイルの良い ハンサムな犬
里親探しを 本格的に 始めた矢先に・・・・
突然 命の灯は 消えて
命のバトンが 私の手から すり抜けて行く
また 私の想いが
はちボラの想いが
私の手から こぼれ落ちてゆく・・・・
どうにも出来ない 現実に
ただただ 無力な自分を 悔いるしかなかった
私たちに
犬が 保健所の犬が 教えてくれるものは
いつも いつも せつなく悲しく
そして
いつも いつも まるで 奇跡のようなこと・・・・
生きていることは あたりまえじゃない
生き抜くことは 並大抵じゃできない
人生 悲しいことばかりじゃない
良いことも 悪いことも それだけじゃない
どちらか だけではい 神様は見ているよ
私の運の良さは きっと
保健所の犬たちがくれた贈り物だ
だから
小さな想いを 小さな優しさを あの子たちの命を
忘れず しっかりと 丁寧に生きてゆこう
まっすぐに 正しく 明るい道を
一歩ずつ 歩くことを 大事にしなくては
ね・・・イートン
今日はね さすがの私たちも
もう すごく すごく疲れたんだ
そして 悲しくて 苦しくて
どうしようもない 気持ちでいたんだ
夜に帰って来て
座ったら動けなかったよ
そんな時
あの子が 君を 守ってくれている
ステキな 電話があったよ
仲良しからの着信
ユミコサン 私たち 家族会議しました
イートンを 家族にしたいんですけど・・・・って
次の休みに 会いに行きますって
イートンに 里親ご希望の方からの
問い合わせ 嬉しい連絡がありました
私のことを はちボラを よく知る家族
私も その家族を よく知っています
あなたを 良い犬だと 良い子だと思ってくれる
そんな幸せが 舞い込んできました
イートン・・・・
ご縁があるか 楽しみにしていて・・・・
イートン・・・・
私ね 思うんだよ
人生 思うようにはいかないけれど
人生 思うようにいくためには
優しさの 楽しさの 正直さの 明るさの連鎖だ
正しく 本当に大切なことを 見失なわなければ
ちゃんと大切な人たちが 想いを 受け止めてくれる
イートン・・・・
私ね 思うんだよ
犬って やっぱり 神なんだ
※ イートン ご希望の方との連絡を始めました
明日以降 また 譲渡に進みましたら お知らせいたします
※ 行政 保健所 動管センターへの
苦情 ご意見などは ご遠慮ください
なんの解決にもなりません