今放送中の朝の連ドラ「スカーレット」
残すところあと1週となってしまいました。
信楽焼の女性陶芸家さんのお話で、実際にモデルがいらっしゃるそうです。
毎回楽しみ(に起きる)にしています。
このドラマ、内容や演技もさることながら、音楽が凄い!
(ドラマや劇で使われる音楽を劇伴、BGMとも言います)
特に穴窯で試行錯誤しながら戦っているころの音楽、
毎回素晴らしい弦楽器のソロやデュオが流れてきて、
ヴィオラの無伴奏の音楽が流れた時には、
作曲者も演奏者も只者ではない!
とびっくり! 感動しました。
心の深淵に迫る深さと強さ、そしてダイナミックで繊細で美しい音色、
BGMになるにはもったいないほど無伴奏のドラマチックで立派な作品、
どなたが関わっているのかと調べたら
作曲が冬野ユミさん、演奏は読響の首席ヴィオラ奏者の鈴木康浩さんでした。
冬野さんがFacebookにレコーディングの様子を載せていらっしゃいました。
お写真にはコンサートマスター小森谷巧さんはじめ読響の面々、道理で素晴らしい訳だと納得です。
新井康之さんの切ないチェロも心にしみる、中西俊博さんの軽快で楽しいヴァイオリンも素敵。
今は白血病と戦っている息子、武志君のシーンの慈愛に満ちたちょっとマーラーを思わせる音楽と、切なく美しいピアノ・・・
オーケストラはドイツのオケのようです。
ところで武志君役の伊藤健太郎さんはドラマ「アシガール」で主役を演じていて、それ以来のファンです。
凛として清潔感があり、今回の繊細な役どころも素敵に演じていらっしゃいます。
お弟子さん役の黒島唯菜さん、陶芸の師匠役のイッセー尾形さんもいい味で登場していました。
アシガールの音楽も冬野ユミさん、本当に素敵なチームです。
そして戸田恵梨香さんは息子のいるしっかり者のお母さんに見えるし、八さん役の松下洸平さんも魅力的、ドクター役の稲垣吾郎さんも素敵ですね。
時代も私の学生の頃(昭和)を思わせる衣装に音楽、作りこまれています。
特に武志君の毎回の衣装、懐かしい~
そしてバイト先のお店の感じや音楽、凄い!
武志君の白血病が治るとよいのですが・・・
生きること、当たり前の日常を生きる大切さを、武志君が教えてくれています。
そして実際には武志君を救う会から発展して、現在の骨髄バンクができたそうです。