昨日のオールモーツァルトコンサート、たくさんのお客様においで頂きありがとうございました。絶賛のお声を頂戴しています。
美しい音楽の中に身を置ける幸せ、改めてモーツァルトは偉大だなと感じました。
2つのヴァイオリンの為のコンチェルトーネは我が東室コンミスの物集女さんと小笠原さんの素晴らしいヴァイオリンのソロ、ご一緒できて私自身とても貴重で素敵な経験になりました。この曲はモーツァルトが18歳頃の作品で若さと希望にあふれ、弾きながらミレーの「ダフニスとクロエ」の絵画が浮かびました。楽しく会話するかのような2つのソロと、チェロ、オーボエ、そして時々ヴィオラの2ソロも一緒にサンサンブルで加わり、緊張もしましたが楽しかったです。華やかな1楽章、のんびり朗らかな2楽章、牧歌的な3楽章、数十年前にザルツブルグに旅をした時に感じたシンプルで豊かな田舎町の情景が思い出されました。この若い時の作品からの流れで、後に成熟したヴァイオリンとヴィオラの為のコンチェルタンテの名曲が生まれたのだと感じました。
後半のj交響曲41番ジュピターは壮大で、オペラの様なシンフォニーとなりました。とても楽しくエネルギッシュに演奏致しました。
そして手前味噌ですが素晴らしいオケだなと実感しました。
~以下、東京室内管弦楽団のfacebookより転載です。
『平日マチネ Act7』コンサートレポート
東京室内管弦楽団 TOKYO Chamber Orchestra
因みに事務局は、休みボケを振り切り、お休みの間にそれぞれ購入した沢山のお土産を食べながら仕事に励んでおります。
...さて、令和最初のレポートは、昨日開催された定期公演、
「平日マチネAct.7 オールモーツァルトプログラム」です。
春と秋に開催されているこの公演ですが、今回も沢山のお客様にご来場頂きました。心より感謝申し上げます。
最初にお届けしましたのは、交響曲第23番。華やかなニ長調のメロディで演奏会がスタートしました。
モーツァルト独特の煌びやかな音階の旋律が行き交うアンサンブルは東室のストリングスの色が見える演奏でした。
次にお届けしましたのは、当団ソロ・コンサートマスターである物集女純子さんと、コンサートマスターの小笠原伸子さんによる「2つのヴァイオリンの為のコンチェルトーネ」。
なかなか実現しにくいお二人の貴重な共演。
2つの個性豊かな音色とオーケストラの温かいサウンドが融合し、とても輝かしい音楽となってホールを包みました。
このコンチェルトーネは、2本のヴァイオリンの為のとなっておりますが、聴いていると、オーボエやチェロ、ヴィオラにもそれぞれヴァイオリンと絡むソロのメロディが与えられており、ご来場いただいた方にはご存知の通り、それぞれの演奏家の音色が光った聴きどころ満載の一曲でした。
(演奏直後の菅野マエストロ、物集女さん、小笠原さん揃っての写真も撮らせていただきました!)
休憩をはさみ最後は、交響曲第41番"ジュピター"をお届けいたしました。
標題のつくモーツァルトの有名な交響曲のひとつとして、プログラムの最後に相応しい内容となったのではないでしょうか。
楽章中に違った色のメロディを強調しニュアンスを細かくつけることで作り上げられる菅野マエストロのモーツァルトの交響曲は、モーツァルトの遊び心も相まってオペラのような音楽に聞こえてきます。
今回の第41番はそんな音楽が特に映えた内容になっていたのではないでしょうか。
アンコールは交響曲変ロ長調の4楽章演奏しお客様からは大きな拍手を頂き、華やかな幕引きとなりました。
平日午後のひととき、少しでも優雅な時間をお届けできていたならば幸いです。
ご来場頂き誠にありがとうございました!
次回の平日マチネは10月10日となります。
公演詳細はまた後日お知らせいたしますので、どうぞお楽しみに♪