昨日
神奈川にある大学の付属中高のオーケストラの
楽器講習会がありました
各楽器の専門家を外部から招いて
楽器の扱いや演奏の基礎
今オーケストラで練習している曲の弾き方など
あらゆる事を1日でできる限り指導します
緑豊かなキャンパスで
玄関を入ると早速高校生がお出迎えしてくれました
私はヴィオラパートの指導です
開始時間までの短時間 講師室で汗をふき休んでいると
ヴィオラパートの高校生が
ワーグナーの「マイスタージンガー前奏曲」の楽譜を持って来て
ボーイング(弓使い)をチェックして欲しいとの事
難しい曲で 左手も色々なポディション使うし
弓使いはヴァイオリンや他のパートにも合わせないと・・・
でも私たちが来て教えてくれるのを待っていたんですね
取り合えず 普段私たちが弾いている
オーソドックスなボーイング(弓使い)と
指使い(フィンガリング)を大急ぎで途中まで書き込んだ所で
講習のお迎えが来てしまい残念
講習は中学生と高校生と2グループに分かれ
私は中学生の基礎指導を受け持ちました
中学1年生は当然ながら
ついこの間まで小学生で 体もまだ小さく
上半身くらいあるヴィオラを必死に構えて弾いています
まるで子供がやっと手足の届く大人の自転車に
乗ろうとしているみたい・・・
どの生徒さんも一生懸命練習し
やる気にあふれていて
早く弾けるようになりたいのが伝わってきます
立ち方や構え方 弓の持ち方と音の出し方
左手についてなど ひと通り説明して練習
オーケストラで弦楽器を弾こうと思ったら
大抵は花形のヴァイオリンを選ぶと思いますが
なぜヴィオラを弾こうと思ったのか尋ねてみると
「とっても綺麗な音だったから 」
嬉しいですね!
こんな言葉を中学1年生から聞けるとは
思ってもいなかったので驚きました
3年生の生徒さん達は見覚えがあって
一昨年の講習会とオーケストラ合宿で指導した時は
まだ入りたての1年生で
体も心も成長ぶりを拝見できてとても嬉しかったです
あの時は
練習の合間に一生懸命メモするのがまだ小学生の字で
いとおしくなるくらいでした
今回は 私が持っていたヴィオラのテキストから
テレマンの2重奏をプリントしてもらい配ったのですが
練習の合間に譜読みをして
周りにいる子達と もうアンサンブルしています
みんな 上手になったね
どの子も早く弾きたい 弾けるようになりたいと
ひたむきです
3年生にはヴィブラートを教えて欲しいとお願いされ
時間をやりくりして練習しました
高校生と一緒のオーケストラと言う事もあって
やはりヴィブラートをかけるのは憧れなんですね
すぐにできるようにはならないけれど
気長に練習するように色々やり方を教えました
他に曲の弓付けなども頼まれましたが
本当に残念ながら時間が来てしまい
せめてあと1日あったら良かったな~
と思いつつ 他の先生方と帰りました
夏の合宿での指導も頼まれましたが
残念ながら予定が合わず 今年は参加できません
もっともっと教えたい事たくさんあるのに~
でも また
皆に会える日を心から楽しみにしています
合宿も 練習も 勉強も 運動も 演奏も
楽しんでね~