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オバケだぞー

すごろくゲーム。

サイコロを振って、スタートからゴールまで、自分の駒をたどりつかせる。
まあ、それだけ。

ただ、もちろん一ひねりあって、その工夫がよくできている。
こんな風に進化できるんだ、という感じ。




サイコロの目に「お化け」印があり、それが出ると、誰の駒でもいいので、お化け駒をかぶせる。
大体、最初の2サイクルくらいで、あれよあれよという間にみんなの駒にかぶっている状態となる。
全部がかぶった状態で、次に「お化け」がでると、どれか二つの駒を入れ替える。

こうなると、自分の駒がどれか混乱しはじめる。
ゴールにたどり着いたはいいけど、自分のじゃないのを動かしちゃってた、という展開になる。

すごろくって、淡々と手番でサイコロを振る感じになりがちだが、このゲームは違う。

サイコロを振ったあとに、「一体どれが自分の駒???」というところと、見てるほうも、「間違いますように!!!」みたいな思いが交錯して、全体にプレーヤーの交流が発生する。

さらに、「お化けを被せただけじゃ、間違わないでしょ。場所入れ替えても、まだ覚えてるもの」という上級者(説明書では小学校高学年)向けのルールもある。

お化けの場所を入れ替えるだけじゃなく、プレーヤーの駒(四色)自体を入れ替えてしまう、というもの。

たとえば、最初は「青色」を担当していたはずが、途中で、「赤色」に入れ替えられる。
こうなると、「青色」の場所だけを覚えておいてもだめで、「赤色」はどれだったのか、ということを覚えておく必要がある。
基本、四色全部の駒位置を覚えておく必要がある。

これは、小学校高学年どころか、かなりハイレベルな難易度。小学校低学年と、四十超の大人にはほとんど無理。

基本ルールと上級ルールの難易度の乖離が大きい。
間にローカルルールを作ったほうが楽しめそう。
一回、目をつぶって入れ替える、とか。

値段は多少高いが、ボードはしっかりしてるし、駒も木製で上質で、納得できる。
子供が楽しんでプレイできる。


私の評価 ☆☆(上級ルールは難しすぎ。。。)
妻の評価 ☆☆(まあ、面白いんじゃない)
小3 ☆☆(わかんなくなるのが、楽しい♪)
六歳 ☆☆(僕のは入れ替えないでっ!)

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