今回はトンネルのお話です。
前回、鎌倉の歴史文化交流館に行った後にトンネルを見に行きました。
鎌倉歴史文化交流館の別館入り口の辺りから見えたもの・・・
トンネルです。
このトンネル・・・見覚えが・・・
私がフォローさせてもらっているクリックさんのブログで見かけました。
旅人行動範囲の近隣エリアをチェックした時に見かけたトンネルでした。
(↑クリックさんのブログ)
クリックさんのバナー写真と同じ場所で撮った写真もあります。
(正面に見えてる壁が鎌倉文化交流館です)
ということで、折角なので文化交流館の見学が終わってからトンネルを見に行きました。
ここの右手側の敷地が鎌倉文化交流館です。
先に行くと見えてきます。
銘板などは無いのですが、鎌倉市の資料だと「(仮称)扇が谷隧道」で建設年次は不明となっています。
ネット検索したところ、前回記事にも出てきた三菱財閥4代目当主の岩崎小弥太が別荘にしていた時に1922-1923にかけて作られた隧道であるとの情報が書かれていました。
だとしたら文化交流館の土地が鎌倉市に寄付されたときに市の管轄になったのかな?
入ります。ボケました。
スマホ撮影。我慢が出来ないのでちゃんと撮り切る前に動いてしまう・・・。
内部は素掘りトンネルに鉄骨+金網のようです。
金網下部は堆積した土砂が積もっています。
入って右手側に土嚢のようなものが見えます。
横穴でもあったのでしょうか?
入り口と土嚢袋を撮ってみました。
出口の近くの左側。
斜めの模様が見えます。
これは堀跡なのか、地層の様子なのかはわかりませんが・・・。
素掘りならではのかっこよさですね。
出口の様子。
この先、写真左側に進みます。
山肌にも穴がありますね。
防空壕かとも思いましたが、やぐらかもしれませんね。
チラ見する穴。案外しっかりした穴っぽい感じもします。
クリックさんの記事ではこの先、もう一つトンネルがあったはず・・・。
地図、見づらいかもしれませんが、鶴岡八幡宮から文化交流館までの経路と、黄色矢印①②がトンネルの場所です。
②のトンネルに向かいます。
二つ目のトンネルが見えてきました。
こちらのトンネルは鎌倉市の資料にはないので私設トンネルかもしれません。
トンネルに詳しくないのですが、こういう補強は「コルゲート巻き」というのかな?
トンネルの中は上り坂になっているようです。
ちょっと進むと素掘りでした。
出口でまたコルゲート巻き。
出口の様子です。
この先は行き止まりの様なので戻ります。
トンネルの中で見つけた何かしらの構造物。
反対側にもついていました。
①トンネルと②トンネルの間に何やら穴を見つける次男。
湧き水?が出ていました。
①トンネル((仮称)扇が谷隧道)も抜けて文化交流館まで戻ってきました。
文化交流館の壁材、面白いです。
わざと石を混ぜて作るのかな??
というわけで、鎌倉トンネル散歩道でした。
今回の「(仮称)扇が谷隧道」を調べていたら、JR横須賀線の北鎌倉駅と鎌倉駅の間に「扇が谷トンネル」というレンガ造りの鉄道トンネルがあるようです。
横須賀線の開通は明治22年だそうで、当時は単線だったようです。
大正5年までに複線化改修したそうなので、その辺りの年代物なんじゃないかと思うので、ちょっと見に行ってみたいですねー。
(電車に乗るときは何も気にせず通り過ぎていますが・・・)
私の小さいころは、暇あれば通ったことのない小道とか勝手に散策したりしていたものですが、うちの子供たちはあまりそんなの興味がなさそうです。
今の子供たちは「どこで誰と何時まで遊ぶか言ってから遊びに行くこと」ということになってるから、予定以外の行動はあまりしないのかもしれないですね・・・。