7月19日、ジャパン・グランドネ2025北海道1200km納沙布岬のスタッフ認定試走一斉スタートに参加しました。結果は、971.2kmのPC11でDNFとなりました。8月の本番に参加する皆さんが完走の喜びを味わえるように、注意点を綴っておきます。完走の一助になれば幸いです。試走に関するSNS等の情報発信はNGとのことですので、それに抵触しない範囲のことにとどめておきたいと思います。
1 コンビニ補給
200名超もの大勢の方が出走しますので、PCを含むコンビニでは補給食の争奪戦が繰り広げられるのではないかと思います。深夜でなければ、コンビニ以外の商店や食堂の利用など、柔軟な発想で乗り切ってもらえればと思います。
コンビニには、ゴミ箱がないところがちらほらあります。試走時には、その店で買ったもののゴミは引き取ってくれるところもありましたけれど、200人に同じ対応をしてくれないかもしれません。入店したら、店舗内外のゴミ箱の有無とゴミの引き取りの可否を店員さんに確認してから買い物をするようお願いします。
2 アブ注意
峠上りの低速走行時は、毎回アブが寄ってきて、特に脚から吸血してきます。噛まれると痛いですし、数匹のアブに取り囲まれるのは、それだけで噛まれる恐怖を想起させて、ただでさえつらい上りがさらにつらいものになります。噛まれる前に追い払おうと、そちらに意識を向けると、周囲への注意がおろそかになりますし、噛まれて痛みを感じてから叩き潰しても、彼らは数の力で攻めてきますので、結局なす術がありません。本番の天候や気温がわかりませんので、どれくらいアブが出るかはわかりませんけれど、噛まれることを諦めて、走りに集中する精神力で乗り切ってもらいたいと思います。
3 電子機器の充電
現在のブルベでは、電子機器に頼らずに走ることは不可能と言ってもいい過ぎではないでしょう。仮眠ができるPC5、6、8、9、11では、スマートフォン、GPSナビ、前照灯などの電子機器の充電が必要になると思います。試走時は、人数が少なかったこともあり、コンセントを奪い合うために血で血を洗う争いが起こることはありませんでしたけれど、本番での充電環境の提供は公式発表を待たなければなりません。私のようなのんびりペースでも、初日の仮眠所となるPC5北見市自然休養村センターでは多くの参加者さんと夜を共にしましたので、コンセントの使用が叶わず、ドロップバッグで送っておいたモバイルバッテリーで充電を行いました。機器への十分な充電ができるくらいPCでの滞在時間を確保できる方はよいのですけれど、私のようにそれができない場合は、モバイルバッテリーを携行して、走りながら給電や充電を行う必要があります。雨が降ろうものなら防水対策を施す必要がありますので、充電問題に対する悩みは尽きません。あなたにとって最善の方法を想定してみてください。
4 ドロップバッグを活用しましょう
敢えて強くいいます、「絶対に」ドロップバッグを使ってください。1200km、90時間分の荷物はとんでもない量と重さになります。それらをすべて運搬しながら完走を目指すことを否定はしませんけれど、それは何度もRMの完走経験があり、多少の縛りプレイをしないと気分が上がらないという猛者中の猛者にのみ与えられた特権だと考えるべきでしょう。1200km、90時間の旅は果てしなく長く、そしてつらいものになりますので、お金で買える快適さや速さに投資する価値は十分にあります。幸い、ドロップバッグの受取と発送ができる北見市自然休養村センターには2回訪れることになります。PC5まではできる限り少ない荷物で走り、PC9を出発するまでに不要な荷物は置いておき、PC9以降に不要な荷物はドロップバッグに入れて自宅などに発送してしまいましょう。
5 荷物はできる限り少なく軽く、現地調達を上手に活用しましょう
前述のドロップバッグの件と多少矛盾しますけれど、ドロップバッグを活用すればするほど荷物が増えてしまうおそれがあります。荷物が増えると、それらを管理するために脳のリソースを割かなければならなくなること、仮眠所での手順が増えること、それらに時間を費やす必要があることなど、デメリットも増えていくことになります。私にとっては初めてのドロップバッグの運用だったこととDNFしたことで、使わなかった荷物がありました。3回分の替えの靴下、ハンドタオル、入浴時に体を洗うためと体を拭くためのフェイスタオル、2回分の替えのジャージ、ビブショーツ、などなど。1日の始まりくらいは乾いたきれいな服装でスタートを切りたい、入浴後はパリッと乾いたタオルで体を拭きたい、という気持ちがありましたし、そういう思いは十分理解できますけれど、そこを妥協できる広い心をお持ちなら、ジャージなどは1着、タオル類は最低限の軽装備で完走を目指す方法があります。その日を走り終えたらジャージを着たまま浴室に入り、ジャージを着たままボディソープで体(ジャージ)を洗った後にジャージを脱いで肌を洗うのです。洗い場でジャージをよくすすいで、できる限り水気を絞った後、脱衣所でタオルで体を拭く前に床に敷いたタオルにジャージを挟んで踏みつけて脱水します。その後、濡れたタオルで体を拭きます。究極に荷物を減らしたい方は、その少し湿ったジャージを着て仮眠しましょう。ビブショーツの肩紐を外しておけば楽になります。少し抵抗がある方は、仮眠時用にTシャツと短パンなどのかさばらない寝間着を用意しましょう。入浴時に体を拭くタオルは、2日目以降も同じものを使いましょう。日中晴れていれば、サドルバッグの上にでもくくりつけておけば乾くはずです。乾かなかったとしても、入浴後に体を拭くのに生乾きでも何の問題もありません。フェイスタオルの管理や運搬の手間も省きたいという方は、各日の仮眠所直前のコンビニで購入して、使用の都度、捨てていくという手もあります。旅の間の快適さの追求と荷物の量と重さは比例しますので、ご自身の妥協点を見つけておきましょう。用品の調達場所は、コンビニだけとは限りません。コース沿いの市街地にはドラッグストアなどがありますので、上手に活用してみてください。
6 最も役に立った用品
何と言っても、キャメルバックポディウムステンレスです。今夏の北海道は、昨夏までは涼しかった道北も道東もかなり気温が高い日が続いており、認定試走の日も暑さを感じながら走っていました。
キャメルバックポディウムシリーズは、チルもアイスも使ったことがありますけれど、ステンレスの保冷力は群を抜いて高く、数時間のライドでは氷が溶け切ることがなく、走りながら冷たい飲み物が飲めることは、ホントに旅の助けになりました。
サーモス社の自転車専用ボトルでもかまいませんので、ぜひ真空保冷ボトルを用意することをおすすめします。
ためになる公式試走レポートはこちらからご覧になってください。
おわり




