第1話の続きです。

 

9:39、53.6km、通過チェックA、然別湖畔温泉に到着。

 

火山活動により川がせき止められてできた天空の湖。ミヤベイワナの生息地として、然別湖コタンの氷上露天風呂やアイスバーとして有名です。

 

通過チェックの道路向かいでトイレを済ませ、偶然見つけた蛇口で軽くなったボトルに水を満たし、通過チェックのクイズ回答をブルベカードに記入します。なにせ、次のコンビニは100kmあまり先ですから、ここで給水できたのは助かりました。三国峠には飲料水の蛇口があることは知っていましたので、どこかの自販機で飲料を買い求める必要性を感じていましたから。自販機の飲料は割高なので、できれば利用を避けたいと思っています。フレームインナーバッグで運んできたエナジージェルを2本注入して旅を続けます。

 

木々の向こうに明るい湖面を望みながら、くねくねとした細い湖畔の道を行きます。

 

10:12、62.4km、カントリーサインはありませんけれど、上士幌町に突入したっぽいです。

 

然別川の流れを間近に眺めながら、幌鹿峠へ向かって上っていきます。白樺峠の上りと比べて勾配がゆるく、木陰が多くて、のんびりと上ることができました。

 

10:41、67.9km、幌鹿峠の頂上を通過します。下りで尻と脚を休めましょう。

 

と思ったのですけれど、幌鹿峠のぬかびら源泉郷側はなかなかの急勾配でつづら折れ。きちんとブレーキをかけてコーナリングしないとおっとっとです。減速するのがもったいなくて、先行する参加者さんを品のない抜き方をしてしまいました。下りながら索道が見えましたので写真を撮りました。後日、ググってみると、冬季間通行止めとなる幌鹿峠とぬかびら源泉郷との間の道道は、冬はスキーコースとして使われていたそうです。グーグルマップを見ると、索道の下刈りをしたような痕跡や峠の頂上近くには索道の駆動部を収めた建物のようなものが見えますので、以前は(現在も?)リフトが運行していたのかもしれません。

 

幌鹿峠の下りをあっという間に終え、三国峠を目指して北進します。距離にして約30km、同じような景色が続きます。あるのは、白く突き抜けるような空、鬱蒼とした森、十勝地方特有の舗装を横断する太く深い溝のある道路だけです。

 

道の両側に広がる森は、どこを切り取ってもシシ神が出てきそうな雰囲気に満ちています。

 

ぬかびら源泉郷と三国峠の間は往復しますので、参加者同士がスライドします。11:47、95.5km、第1スライダーさんと行き合います。距離にして約23km先行していますから、時間にすると2時間弱といったところでしょうか。

 

12:02、99.4km、第2スライダーさん発見。さすが、速い方は下りでも脚を止めませんね〜。

 

12:05、100.0km、第3スライダーさん発見。爽やかに手を振ってくださいました。以下省略。

 

徐々に増していく勾配と呼応して心拍と呼吸の荒さが高まります。無意識に呼吸が浅くなりますので、意図的に息を吐ききって、深い呼吸を心がけます。白樺峠と幌鹿峠の上りと同じく、右足首に痛みがあり、思うようにトルクが掛かりませんので、ケイデンス重視で頂上を目指します。遠くの山の中腹に、これから上る橋が見えています。

 

ようやく松見大橋まで上ってきました。頂上まであと2kmちょっとです。

 

12:58、107.8km、通過チェックB三国峠に到着。

 

駐車場もカフェも観光客で賑わう中、息を切らしたハアハアおじさんがコンデジ片手にウロウロします。

 

すっかり軽くなったボトルに給水し、顔と手を洗います。

 

アームカバーが塩を吹いていました。通過チェック到着のツイートをして、13:11、停車時間13分で出発。想定クローズ時刻は14:08ですので、借金を負うことなく出発でき、ちょっと嬉しかったです。

 

視界いっぱいに広がる樹海の中に、上ってきた道でこの後下っていく道が見えています。

 

ちょっと停まって、松見大橋を撮影。上ってきた参加者さんの健闘をたたえて、手を振り、声をかけながら下っていきます。

 

ペダルを回さなくてもどんどん加速する急勾配のうちに、走りながら補給を済ませます。フレームインナーバッグで運んできたエナジージェル4本を一気に吸い込み、さらにおにぎり2個をいただきます。

 

第3話へ続きます。