ランドヌール札幌が開催するBRM826初山別600に参加する予定で、ホテルの予約を済ませました。5:00スタート、350km地点の名寄市泊、チェックインは深夜1:00としました。600kmブルベでホテルを利用するのは初めてで、果たしてこの計算であっているのか、また、ホテルで何時間休むことができるのか心配になり、過去に参加したブルベの結果を検証してみました。
検証内容は、スタートからおよその中間地点までのグロスアベレージ、中間地点からゴールまでのグロスアベレージの2つ。獲得標高が前後半のどちらに偏っているかまでは、検証できませんでした。
1 とある300km
スタートからおよその中間地点まで 20.4km/h
中間地点からゴールまで 17.8km/h
2 とある300km
スタートからおよその中間地点まで 20.4km/h
中間地点からゴールまで 15.3km/h
3 とある300km
スタートからおよその中間地点まで 15.3km/h
中間地点からゴールまで 16.1km/h
4 とある400km
スタートからおよその中間地点まで 17.5km/h
中間地点からゴールまで 14.6km/h
5 とある400km
スタートからおよその中間地点まで 17.6km/h
中間地点からゴールまで 13.3km/h
6 とある400km
スタートからおよその中間地点まで 18.2km/h
中間地点からゴールまで 14.1km/h
7 とある600km
スタートからおよその中間地点まで 15.8km/h
中間地点からゴールまで 14.9km/h
8 とある600km
スタートからおよその中間地点まで 17.3km/h
中間地点からゴールまで 14.1km/h
これらの記録から導かれることは
1 8回中7回のブルベで後半のスピードが落ちている。
2 8回中5回(600kmと400km)は後半のアベレージが15km/hを下回っており、前半の貯金と仮眠場所で過ごす時間を極端に短くすることで、何とか完走認定を得ている。
3 距離が延びるとアベレージが低くなる傾向がある。
4 ギリギリ隊になることが多い要因の一つに、停まるたびにたばこを吸っていたことが挙げられる(PC等での滞在時間が増える)。
これらの検証結果から、BRM826初山別600の走り方をシミュレートしてみると、5:00スタートで前半の350kmを20時間(1:00チェックイン)で走るとするとグロスアベレージは17.5km/hとなり、無理ではないことがわかります。
後半の250kmも17.5km/hで走ることができればホテルに6時間滞在することができます(チェックアウト後初のPCのクローズ時刻は考慮していません)。しかし、前半のペースを後半も維持することができないのは上記の記録から明らかなので、ホテルでの休憩時間ごとに後半必要なアベレージを計算してみると
1時間 13.1km/h
2時間 13.8km/h
3時間 14.7km/h
4時間 15.625km/h
5時間 16.6km/h
となり、2~3時間の休憩時間が関の山ということになります。その時間内で入浴と身支度に1時間かかるとすると、仮眠時間は1~2時間になります。思ったよりも短いですね。休憩時間を延ばすために前半無理をしてアベレージを上げると、後半のアベレージが下がることは目に見えていますから、ペースを守って淡々と走ることになると思います。
仮に前半の350kmをネット値20km/hで走ったとした場合、グロス17.5km/hを維持するためにはPC等での休憩時間は合計で2時間30分。休憩を5回に抑えたとした場合、1か所の休憩時間は平均で30分となります。今のところ禁煙ができているので、休憩時間の問題はクリアできそうな気がします。
こうして数字で検証してみると、600kmブルベはなかなか厳しいですね。400kmと比べて仮眠できるぶん楽かと思っていましたけれど、そうでもないですね。あわよくばホテルチェックインが早まって、その分休憩に充てられるかと思いましたけれど、それもまた難しそうです。
せめて、天気が良いブルベになることを願うばかりです。
おわり