日本のプロレス界はあまりにも問題点が多すぎる | ショートポエムforme

日本のプロレス界はあまりにも問題点が多すぎる

今年に入ってから人気現役プロレスラー(朝陽と吉江豊)が、試合に出場したあとに急死するという異常事態が2件も発生してしまった日本プロレス界。本来であればプロレス界が一体となって再発防止に向けた取り組みを考えていかなければならないのだが、そのような気運はまったく高まる気配がない。特に吉江さんの件は「最期までプロレスと家族を愛した男」的な美談として安直に処理されてしまった。ようやく本格的に始動した「日本プロレスリング同盟(UJPW)」も、5月に行われる合同興行をPRするだけで、頻発しているリング禍に関する対策については何も表明していない。「とりあえずプロレスマニアたちを喜ばせて金儲けしておこう」という魂胆が分かりやすいほど見え見えであり、「プロレスは社会の文化的公共財」という崇高な理念を掲げているUJPWがこんな体たらくでは、今後も「第二の三沢」、「第二の吉江」、「第二の高山」が生誕されてしまうだろう。