立川談志のお気に入りジョーク集 | ショートポエムforme

立川談志のお気に入りジョーク集

おい、きのう一緒に連れて歩いてたあの美人、あれ誰だ」

「それ女房に言わないでくれよな」

「言わないから教えてくれよ」

「実はうちの女房なんだ」

 

女の子の後を追っかけた。娘は早足になった。男も速くなった。すると娘はふりむくなり

「なぜあたしの後を追っかけるの?」

「君の顔を見たら、僕もなぜか判らなくなったよ」

 

兄妹でデキちゃった。

「お前はおふくろよりもいいね」

「お父さんもそう言ってたワ」

 

失業者が職業安定所で

「私は結婚していて子供が14人いるんです」

「他にできることは?」

 

場末の汚いレストランに入った。何と、そこのコックが同級生。

「なんだお前、こんな汚ねえとこでコックやってんのか」

「食い物だけは他の店で食ってるよ」

 

かけ出した子供が転んだ。起き上がってまたかけた。

また転んだ。

「さっき起きなきゃよかった」

 

「ボク“どうすれば子供ができるか”知ってるよ」

「あたしは“どうすればできないか”知ってるわヨ」

 

「あの人、変な人なのよ~。私のあとをずっと追いかけてくるの」

「変な人だね」

 

「先生、俺はルイ十二世だと言っている患者が大分よくなりました」

「そうかね」

「昨日からルイ十三世と言い始めたんです」

 

「斎藤さんの婆さん近ごろ病院に来なくなりましたねえ」

「病気になっちゃったんじゃないですか」

 

ブレジネフが誘拐された。

「誘拐したから百万ルーブル持ってこい。持ってこないとブレジネフを返すぞ」

 

ソビエトのマッチ工場が丸焼けになった。

焼けなかったのはマッチだけだった。

 

「景気はどうです?」

「明日よりはずっといい」

 

「傘なくしちゃってね」

「いつ気がついたの?」

「雨がやんだろ、傘をすぼめようとして気がついたんだ」

 

病院にて

「最近、耳が遠くて、自分の屁の音もよく聞こえません」

「じゃあ薬を出しましょう」

「耳がよく聞こえるようになる薬ですか?」

「いえ、屁の音が大きくなる薬です」

 

飛行機が墜落、大惨事だ。

「弟を探してるんです・・・・・・」

「弟さんの身体に何か特徴はありますか?」

「耳が遠いんです・・・・・・」

 

帰宅した亭主が女房に尋ねた。

「外に救急車がとまっているけど、なにかあったのか?」

「なにもないわよ。これからよ」

 

「最近、物忘れが多くて困っています」

「それは困りますね。いつ頃からですか?」

「え?なんの話ですか?」

 

「君はいつも僕に反対するね」

「もし僕が反対しなかったら、二人とも間違ってしまう」

 

「合唱団はほんとうに楽しいワヨ。お茶を飲んだり、お話をしたり、トランプやったり、ダンスをしたり」

「それで、いつ歌うの?」

「帰り道・・・・・・」

 

インディアンが村から森に入っていく。後をつけていくと、樹の陰で用便、終わって木の葉で拭いた。

「オイ、手が汚れてないかい」

「インディアン、クソつかない」

 

「なんだって?先生が車に轢かれたあ・・・・・・?」

「そうなんだよ。それでまだ意識不明だ」

「可哀想に!それじゃあ、先生はまだ車に轢かれたことも知らないんだ」