東京フィル&チョン・ミョンフンマエストロでメシアン「トゥランガリーラ交響曲」を聴きに。
素晴らしいメシアンの愛に包まれた80分でした！ブラボー！
全10楽章！の大曲で、一つ一つに「愛の歌1」など標題がついていて、想像しながら楽しみました。「星々の血の喜び」なんて字を見てわからなくても音楽を聴くと、メシアン流の血湧き肉躍る様子が！それも星のきらめきを感じながら！！
万華鏡のようなワンダーランドのようなこの曲には、様々な楽器が複雑でわくわくするリズムとそれぞれの音色でその百花繚乱ぶりを表していました。ソロで活躍する原田節さんの電子楽器のオンド・マルトノは、一音で宇宙空間に連れ出してくれるような気さえしましたし、務川慧悟さんの目にも止まらぬ速さの超絶技巧たっぷりなのに情感あふれるピアノには、思いがこみあげました。10人の打楽器奏者の皆さんの素晴らしいコンビネーションも刺激いっぱい！目の前でシンバルが3台一斉に音を鳴らす瞬間なんて、他の曲にあるのでしょうか？今でもその光景が目に焼きついています。
それにしてもマエストロと東フィルさんのものすごい集中力での演奏。フィナーレのクレッシェンドは音の波形が見えるような壮麗さ！お見事。素晴らしかったです。
今日のコンサートは東フィルさん、第1000回定期演奏会とのこと！素晴らしいコンサートで1000回を迎えられて！
おめでとうございます！！
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