京都にて新幹線の時間までさくりと廬山寺へ。


現在廬山寺があるあたりが、紫式部の祖父から紫式部に至るまで代々受け継がれていた屋敷があった場所、と考えられていて、そのことから源氏物語を執筆した場所だといわれています。



廬山寺自体は、平安時代からある古いお寺ではあるものの、16世紀にこの地に越してきたので、寺院と当時の紫式部に何か関わりがあったわけではないですが、それでも紫式部を意識して、またはリスペクトして、源氏物語にまつわる芸術品の収集が寺院では行われています。室町時代の源氏物語の屏風絵や貝合わせ、国宝の源氏物語絵巻の複製(柏木の巻だったので、実物は名古屋の徳川美術館所蔵)、源氏物語の現代語訳をした与謝野晶子さんの直筆による和歌集「源氏物語和歌集」など。



お庭も源氏庭と呼ばれ、源氏物語の花散里との和歌に出てくる橘(御所の右近の橘の株分け!)や朝顔の姫君にちなんだ桔梗(なんと、平安時代の朝顔と呼ばれる植物は現代の桔梗の花だそう!)が植えらていて、すてきな枯山水のお庭でした。



もともと源氏物語は大好きなので一度訪れてみたかった場所ですが、大河ドラマ「光る君へ」放送に合わせて特別公開された文化財を拝見できて嬉しかったです。


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