今日は、神奈川フィル&沼尻竜典マエストロのオペラ「サロメ」を聴きに。


すばらしいステージでした!オケの皆さまと歌手の皆さまの熱演に引きこまれた100分間!


大好きなヨカナーンの首を所望するサロメの心情は、何度見ても共感はできない!のだけど、欲しかったものが手に入った嬉しさ喜びを素晴らしいお歌と豊潤なオケの響きで表現されると、こちらもつい、「やっと手に入って嬉しかったんだね!」と思いそうになる、、けれど、「いやいや、首だから!」と我にかえる、、、


この場面だけでなく、登場人物たちが簡単に共感できる人たちじゃないんですよね。


だからこそ?!

自分の倫理観と耽美な音楽の倒錯のはざまで心を弄ばれる、のが心地よい(笑)という、どこまでもねじれた時間を楽しんだのでした。


これがばら騎士だったらもっと音楽だけに酔って泣いてスッキリもするのですが、でもやっぱりどんなお話でもリヒャルト・シュトラウスの音楽は甘くて時々怖くてステキです。


みなとみらいの舞台でのセミステージ形式、とてもステキな試みでしたので、ぜひまたオペラを上演してもらいたいです!


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