映画「TAR(ター)」観てきました!


現代クラシック界に君臨するベルリン・フィル初の女性指揮者リディア・ターの物語。


フィクションなのだけれど、クラシック関係者にも入念に取材、監修されて脚本が作られているだけに、たくさんの実名飛び出してきて、設定もリアルで、とてもおもしろく、ターは本当にいてもおかしくないと感じさせます。


伏線がたっぷり張り巡らされていたけど、解明が追いつかなくて、観た方とぜひ答え合わせをしたい感じ!!


映画のスリリングさを楽しむと同時に、権力を持つことの危うさと難しさを感じました。

ターほどに登り詰めずとも、人はいろんな環境で自覚しようがしまいが権力を持ってしまうことがある。大人と子どもとか、上司と部下とか、先生と生徒とか。権力は本当に取扱注意で、ちょっとでも気持ち良さに浸ると簡単に間違って使ってしまうなあ、と。

そんなことを観た後、ふとした瞬間に考えたりしていたのでした。


それにしても、ケイト・ブランシェットのあっぱれなこと。指揮もピアノもアメリカ英語もドイツ語も猛練習したんですって。ずっと好きだけど、ますます大好きになりました❤️


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