オルコットってあの「若草物語」の作者なんです。若草物語を書く数年前にスリラー小説を男性名義で書いていたのが、死後50年以上経ったあとに発見されたそうで、こちらはそのスリラー小説「仮面の陰に〜あるいは女の力」。


帯のお言葉がおまじないのようですでにスリラー😅


イギリスの名家に仕える魅力的な家庭教師が引き起こす事件。最後の最後になるまで彼女がいい人なのか、悪い人なのか、のぞみはかなうのか、ついえてしまうのかわからず、かなりハラハラの展開でした❗️

かわいい4姉妹の児童文学の傑作を書いた同一著者だと思えない😱ラストは衝撃でした…


あとがきには、オルコットの生涯についても十分紙面をさいていて、19世紀当時の女性の職業作家としての苦労もしのばれたり…。現代であれば、偽名なんて使わず多様なアイディアを堂々と発表できてたのかな。でも偽名は偽名でオルコット自身もそれこそ「仮面」をかぶるように楽しんでたのかな😌


シャーロット・ブロンテの「ジェーン・エア」との共通点も指摘されてておもしろかったです❗️こちらの主人公はジーン・ミュア😆✨名前から似てる‼️


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