「戦争は女の顔をしていない」

ソ連・ウクライナ出身でノーベル文学賞を受賞したスヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ原作のコミック版第1巻を読みました。

ソ連の対ナチス戦で従軍した女性たちの話。

国やシステムが違うとこんなにも戦争にまつわる証言が違ってくるのか、と。
共産主義の下、男女平等だと、女性は実際に銃を携えて戦場で敵を撃つ狙撃隊にもなりえ、後方支援の衛生隊にも志願が可能。

読んでいて、たくましいとか健気とか簡単に形容できない感情が湧き起こります。

トルストイの「戦争と平和」とは時代が違うのだけど、ロシアの風景に思い出すことがあったり、また世の東西を問わず、女性としてとても共感できることがあったり。

最近「韓国は徴兵制があることも男女差別の一要因になっている」という本を読んだばかりだったけれど、じゃあ実際に戦場でも同権で、女性も兵士になったらどうなるか、を考えさせられる本でした。

原作も読んでみたいです。

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