昨日の神戸のお話。 | タイマツカーオプション ブログ

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昨日、新幹線で神戸にポルシェ911(996型)を引き取りに行ったのですが、事前に色々悩んでおりました。。




まずは方法。

①往復トレーラー

②新幹線で行き帰路は自走。




メリットとデメリットがありまして

①のメリット

安心安全

途中で車中泊可能

996にトラブルあっても心配ない。

①のデメリット

遅い(往復16時間)

高い。(高速料金のみで往復約7万円💦)

天気予報で雪など荒れると報じていて、滋賀や岐阜で降雪に遭うと通行止め等アウト


②のメリット

速い。(往路新幹線2時間半、帰路6時間)

トレーラーより安い。

テスト走行兼ねられる。

②のデメリット

車両のトラブルが発生すると終わる。(過去にカイエンで神戸から戻り中に新東名で故障、途方に暮れた経験あり。)





散々悩んだあげく、②の新幹線と自走を選んで現地に向かいました。


996と対面してみると、

・フロントタイヤがペッチャンコ。

・エンジン鍵が抜けない。

・バッテリー上がった状態。






でした。バッテリーはその事実を事前に知っていたので持参した予備バッテリーにその場で交換。ただ、タイヤのエアが抜けてる事、鍵が抜けないのは予想外でした。


ホイールが傷つかない様、タイヤが切れない様にゆっくりゆっくりと転がして近隣GSへ。空気圧は0.6しかなく、補充しても横浜まで走れるか不安。とりあえず3キロまで上げてマメにタイヤチェックすることに。

キーが抜けない点は、途中休憩でもロック出来ない事と通電し続ける事を意味しているので、要注意です。

また、通電止めるにはバッテリー端子外すしかないのですが、ボンネットオープナーはワイヤー式ではなくスイッチ式なので、バッテリー端子外してボンネット閉めてしまうと2度と開かない💦のでこれも気をつけないとなりません。




また、ワイパーゴムがボロボロだった為、近隣のオートバックスで撥水ウォッシャー液(600円)購入し補充。雨雲に備えました。(撥水してくれると、ワイパーゴム劣化していても多少視界確保できる為)





一通りスタンバイ完了し、高速道路に乗ろうとしたらETCの電源が通電しておらずゲート開かない。係員の方に走行券発行してもらい再スタート!



ふぅ、なかなか大変だったけど、高速乗っちゃえば後はゆっくり気をつけて走るのみ♪

とは言え、油断はできないので電圧、油圧、水温などのメーター、タイヤやハンドルからの振動などなどには細心の注意を払いつつ、です。





そしたら、水温計の右端が赤点滅🟥🟥🟥

これは冷却水漏れか不足を示しています💦

オーバーヒートは水温計がMAXまで行くのですが、現時点では水温は90℃で点滅のみなので水量のみ。ただ、ウォーターポンプ不動や水漏れでも点灯するのでこれは不味い状況。

走行し続けるとオーバーヒートでエンジン完全故障してしまうので、直ぐにパーキングエリアで停止⏸️

クルマから降りて、まずはリアタイヤ付近をぐるっと回り、水漏れ無いか確認。その後冷却水の蒸気や匂いがないか?もチェック。

どちらも症状無かったので、リアのエンジンフード開けて冷却水タンクのキャップをそーっとそーっと回して、まずは抜圧。その後冷却水量を目視確認し、明らかに少ないので水道水を1.5リッター補充。

これで冷却水レベルはミニマムまで来たので、とりあえず一安心😌

エンジン掛けて水が回っても警告灯点滅しない事を確認し、予備水も持った状態で再出発!





タイヤ、冷却水温度、その他をサービスエリアに数箇所寄りながら確認確認。

こちらは鈴鹿サービスエリア。


その後カレラは安定して走る様になり、滋賀県から静岡県まで断続的に続いた大雨でも視界確保しながら無事横浜のタイマツへ帰着!





タイマツに着いて、バッテリー端子外してボンネットが閉まりきらない様に布を挟み込んで、ボディカバーしてから帰宅🚗



ある程度想定していた事なので結果的にはトレーラー引き取りよりも効率的であり、時間や体力、費用面も抑える事が出来ました!