567号 総額表示復活! | たっくすニュース

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  「たっくすニュース」 2021年3月15日(第567号)
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│■│ 総額表示復活!
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 消費税率がまだ5%だった平成25年10月、翌年以降の消費税率引き
上げに伴う値札の取替え作業等の負担を憂慮し停止されていた総額表
示が来月(2021年4月)から復活します。

 総額表示とは商品の「税込価格」の表示を義務付けるもので、消費者

にとっては商品価格が瞬時に判断できてわかりやすいというメリットがあ

ります。

 ただ、平成25年当時にはなかった複数税率が現在はあり、ケースによ

って(店内飲食orテイクアウト)税率がかわりますがどの様に表示するの

でしょうか?

表示方法は以下の3つです。

1) 両方の税込価格を表示
 1つのメニュー(税抜1,000円)で「店内飲食1,100円、テイクアウト1,080

円」といった感じで価格を併記する方法です。
 消費者には一番わかりやすいですが、メニューの多い店は手間がかか

りますね…

2) どちらか片方のみを表示
 テイクアウトが主な店であれば消費税率8%の税込価格のみを表示し、

店内飲食の場合は別価格となる旨を別途掲示するという方法が2つ目

です。

3) 同じ価格にする
 商品の価格は事業者が自由に決められますので、テイクアウトも店内

飲食も同じ価格に設定する方法が3つ目です。
 税率が8%でも10%でも同じ値段という事は、差額の2%は消費者に

転嫁する?か事業者が被るか?という事ですね。

 これでは、そもそも軽減税率を設ける必要性がない?と思えてしまい

ます。
 税金の公平性とは難しいものです…

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