NISAっていったいなんなの?【猫でもわかるNISA口座】 | 3分でわかる!会計事務所スタッフ必読ブログ

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こんにちは!税理士の高山弥生です。

 


近所の居酒屋さん

カウンターがあるので

ちょっと寄れる







令和5年度税制改正大綱で

NISAが変わるんじゃないかとうわさになってますね。

 

でも、金融庁の要望には、「恒久措置とする」としか

具体的な内容はないんですよね。

 

ついでに、新しい一般NISAの開始が2024年から。

2階建てになるとかいうヤツです。

 

そんな細々変わるのかしら・・・

まあでも、復習しておきましょうか。

変わるといわれても、もともとの制度を知らないと

わからないので。

 

NISAとは、最初、上場株式等の配当・譲渡益の税率が

10%から20%に上げるときの激変緩和措置として

導入が考えられたものだったのですが

 

日本人はともかく貯金が大好きで

なかなか投資に向かわない。

 

そこで、

国民の自助努力に基づく資産形成を支援・促進

して、投資に貯金を振り向けたいがための

制度として位置づけられました。

 

 

まずは現在一般NISAと呼ばれている制度から

スタートしました。

 

でも日本人は投資しない。

NISAを利用しているのは一部の投資好きや

日中、株価チェックできるリタイア組とか。

一般国民に広がらない💦

 

 

そこで、投資初心者にもとっつきやすい

ほったらかし投資ができる

つみたてNISAが創設。

 

 

NISAはiDeCoと比較されることが多いのですが

iDeCoと比較したいのはつみたてNISA。

 

つみたてNISAは自分で指定した金額が

指定した日に自動的に引き落とされて

積立投資ができるというもの。

積み立てられる期間は最長20年。

 

投資対象商品は投資信託。

投資信託は、投資家から集めたお金を専門家が

運用してくれて、投資家は利益がでればそれを

受け取れます。

 

年間40万円まで投資ができて

そこから生みだされた利益が非課税になります。

そして、いつでも引き出せます。

 

一方、

iDeCoは積み立てる元本が所得控除となり

運用時の利益は非課税

受け取り時は一時金なら退職所得控除があって

年金なら公的年金等控除額がある

 

 

税制のおトクさとしたらiDeCoかな?

と思えるのですが

iDeCoは60歳まで引き出せない。

 

緊急時に資金を手にできないのは痛い。

 

 

なので、老後の資金を貯めるのはiDeCo

家を買うとか、子どもの学資とか

老後前に資金が必要になるイベントのためには

つみたてNISAを利用する

 

というのがポイント。

 

でも、元本割れがあることは

忘れないでくださいね。

 

飽くまで投資ですから。

 

 

何回かに分けてNISAについて

書こうと思います。