コイケノミクスと住宅ローン | 3分でわかる!会計事務所スタッフ必読ブログ

3分でわかる!会計事務所スタッフ必読ブログ

難解な税金を簡単に!きっとあなたの知りたいことはこのブログに書いてあります!たまにダイエットも。

こんにちは!税理士の高山弥生です。

 

 

小池都知事は公約に消費税増税凍結を

表明していますね。

 

 

消費税凍結、私もしてほしいです。

やっぱり高いのは嫌だし、

今回の増税は軽減税率もセットです。

税理士としては絶対やだ。

 

公明党支持の税理士は

いったいどう思っているんだろう。

 

 

 

でも、消費税増税凍結で

ほんとにいいのか。

 

まずは財源の問題。

小池都知事によれば

企業の内部留保に課税するとのこと。

 

まあ確かに大企業は

たんまりため込んでますしね。

 

あれだけ所得拡大税制とかで

給料増やせってやってるのに

大企業は全く乗ってこない。

 

 

しかしながら税理士から

してみるとこれって二重課税。

 

すでに法人税を課税されたあとの利益を

ため込んでいるのが内部留保。

どうなのかな、と思うところもあります。

 

あんまり実現可能性はないのでは。

 

 

消費税増税凍結したら

日本国債の格付けが下がる可能性が。

 

国債の格付けが下がると

長期金利はアップします。

 

長期金利が上がれば

私たちの身近な金利である

住宅ローンの金利もアップします。

 

諸外国からは

 

消費税増税が日本のプライマリーバランス

のカギを握るとみられています。

消費税を増税しないのなら

日本って大丈夫?と見られてしまい、

 

格付けは下がるでしょう。


危ない融資先には銀行は利率を

あげてきますよね、

それと同じ。

格付けが下がった国債は

利子がいっぱいつかないと

買ってもらえない。



長期金利の変動は長期国債の

利回りと連動しています。



国債の利回りがあがると

長期金利も上昇。



 

財政収支は日本は赤字です。

税収より使ってるのが多い!

家計なら破たんしてる!

 

 

これから住宅ローンを組む方は

消費税増税するかどうかで

変動金利はやめとくか、なんて

考えないといけないかもしれないですね。

 

 

 

この格付け、良く聞く格付けの会社は

スタンダード&プアーズとか

ムーディーズなんかですけど

 

スタンダード&プアーズは

直訳すると標準と貧乏(笑)ですが

そうじゃないですよ。

 

スタンダード統計とプアー出版が

合併してできたそうです。

 

ついでにムーディーズは

気分やという意味ではなく

Moodyさんが立ち上げた会社ですね。

 

 

 

にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ
にほんブログ村