公図って正しいの? | 3分でわかる!会計事務所スタッフ必読ブログ

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こんにちは!税理士の高山弥生です。

 

相続税の申告のときに

土地を評価するとき

公図を使うことが多いと思います。

 

想定整形地を作って

間口と奥行きがいくつかしら・・・

 

あれ?登記上の面積よりも

想定整形地の面積の方が

小さくなっちゃった!

 

こんなことあるの?

 

 

あるんです。

公図って古いんですよ。

 

 

国土交通省が出している

「公図と現況のずれQ&A」

にありますように

 

公図の多くは明治時代のものだって

言うんですから。

 

 

昔は、田んぼの面積が大きいと
たくさん年貢を納めなくてはいけなかったので、


農民は重い年貢を少しでも減らそうと
測量の縄の結び目の間隔を
正確な長さよりも長めにとった縄
(→面積が小さく算出される)を使ったのです。

これ、縄伸びと言います。



日本全国を測量し直すのは大変なので
そのまま引き継がれてしまって
いるのですね。


マンションなんかを建てるときは

測量して更正登記をすることが多いです。

 

そのため、登記上の面積は

正しい数字になっているのですが

 

公図は明治時代だから

おかしくなる。

 

 

測量してるなら

登記情報提供サービスで

取得できないのかしら???

 

土地家屋調査士さんに聞いたら

登記のときに地積測量図の提出は

義務じゃないんですって。

 

 

でも、提出されている場合もあるので

評価対象地の地積測量図があるか

確認してみてくださいね。

 

 

 

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