中小企業の社長さんの相続② 類似編 | 3分でわかる!会計事務所スタッフ必読ブログ

3分でわかる!会計事務所スタッフ必読ブログ

難解な税金を簡単に!きっとあなたの知りたいことはこのブログに書いてあります!たまにダイエットも。

こんにちは!高山弥生です。

昨日は今月最後の監査終了後
オンでもオフでもお世話になっている
二人と居酒屋へ。

お子さんを育てながら
バリバリ働くキャリアウーマン。

一見、可憐な方なので
どこにそんなパワーがあるのかしらと
思っていたのですが
学生時代、むちゃくちゃ鍛えていたそうで。

そりゃー勝てないわ


人間、何歳からでも体は創れると
励ましていただいたので

私も少しづつ頑張ってみます。


うちの会社は中会社の中みたいだね。
株の評価を下げる方法ってないの?



・・・ありますよ。






中会社の大、中、小の場合


類似で出した評価の90%、75%、60%

純資産で出した評価の10%、25%、40%


をそれぞれ足し合わせて株の評価額とします。

合わせて100%ですね





社長さんの会社は中会社の中なので
類似×75%+純資産×25%
が評価額となります。


類似の評価を下げるのが
株の評価に影響が大きそうですよね。
75%も占めてますから。





類似業種による株価って
どうやって算出するんでしょう?


算式
※斟酌率:大会社は0.7、中会社は0.6、小会社は0.5



こんな計算式です。



この先読むのやめよう、とか思わないで
くださいね、計算はさせませんので。




( )がついているのは評価会社の1株あたりの数字。
ついていないのは類似業種の1株あたりの数字。
類似業種の数字は国税庁HPで見れますよ。

Aは株価。
Bは配当。
Cは利益。
Dは純資産。

評価会社の配当、利益、純資産を
類似業種の配当、利益、純資産で割ると

類似に比べてどのくらい評価会社のほうが
良い(悪い)会社なのかわかります。


利益は重要視されていて
類似業種の数字で割った金額の3倍を使用します。



要素が
配当、利益3つ、純資産

5つあるので、

5で割った額を
類似業種の株価Aにかけます。



これに斟酌率をかけてあげると

類似業種比準価額がでました!





この計算式で
社長がなんとかできそうなのは


自社の

配当
利益
純資産

の3つの要素。


特に利益は3倍される要素なので


含み損を抱えたゴルフ会員権や
処理していない回収不能の売掛金
使わない資産の処分など

積極的に行ったり


あとは
配当をおさえてみたり


株価を下げる方法はありそうです。





にほんブログ村



人気ブログランキングへ